金木犀に、すこしだけ水玉。
水引にも、水玉、水玉。
秋明菊は人なつこい顔をしている。
背高泡立草。
泡立ち、というより、炒り卵のような。
セイタカアワダチソウは、アメリカセンダングサと共に、
ほうっておくと爆発的に増えてしまう雑草だから、
敷地内ではいちおう駆除対象になっている。
あらためてよく見れば、きれいな花で、ちょっと惜しい。
すっと伸びた姿も悪くない。
1本2本なら、ね。
子どものころ、初冬に立ち枯れたこの草の茎を折って、
弓矢の矢にして遊んだのを覚えている。
まっすぐで軽いけれど、あまり飛ばない。
弓は、何の枝だったかなあ。
とげとげくっつくオナモミの実を大勢でぶつけっこしたこともある。
誰かの髪にからまってとれなくなり、泣いて帰るという事態になって、
オナモミ禁止という暗黙のルールができた。
わたしは本ばかり読んでいる子だったけれど、
思い出してみればけっこうちゃんと遊んでもいる。
遊びの記憶には、必ず草木の手触りやにおいがある。
まだあっちこっちに「空き地」の残る「昭和」の時代でありました。
ススキの穂。
そうか、ススキの穂って、「花」だったんだ。
赤く染まった柿の葉。
あかい・あき。あかるい・あき。
水玉を拾ったり、雲を釣ったりして暮らしている閑猫は、
そのうち「かすみを食う」ようになるかもしれませんね。
(私信)
あやめ草さんちのお嬢ちゃん。
絵本のまねっこしてくれて、ありがとう♪
絵本の中のフレーズを口真似したり、
キャラクターの似顔絵を描いたり・・というのは、
小さい読者さんからの最高の「おほめのことば」であります。
今はまだまだ小さい「ゆいちゃん」も、
やがて立派な「おてつだいねこさん」になることでしょう(・・笑)
そして「ぐりとぐらのカステラ」の話は、次回に。