ウラシマは遊ぶ猫だ。
ひも。ボール。猫じゃらし棒。
誰も遊んでくれないと、自分でおもちゃをひっぱり出してきて、
ひとりでどたばた遊んでいることもある。
ボールは、くわえて持ってくると、ざるにポトンと入れて、
ルーレットで遊ぶ。
ボールが逃げないように見張っているところ。
ひょっとして、おとなになるまで人に飼われていた猫ではないか。
と、今になって思うようになった。
最初から人間にも家にも慣れている様子で、躊躇なくテーブルにのり、
階段を上がり、当然のように人の布団で寝た。
しかし、他の猫にはまったく慣れておらず、警戒を解くのに時間がかかった。
そして、外から来たわりには、その後あまり積極的に屋外に出ない。
総合して推理すると、子猫のときから単独室内飼いだったオス猫が、
何かの拍子に脱走して道に迷い、流れ流れて…というケース。
あり得ると思う。
Mの意見は逆で、人を怖がらないのは食い意地が張っているからだし、
独占的で排他的な性格は、小さいときに親から離され、野良暮らしの
厳しいテリトリー争いでつちかわれてきたもの、という考え。
それもあり得ると思う。
過去に「迷い猫あずかってます」とローカル紙に載せてもらって
飼い主が見つかったことが2度あった。
1匹はシャムかヒマラヤンのミックス、もう1匹は新しい手術痕がある子で、
あきらかに飼い猫とわかった。
ウラシマの場合、そういうはっきりした特徴がなく、どこにでもいるような猫で、
判断の決め手に欠ける。
というか、最初から「フリー猫」と思い込んでしまったわけですが。
(なにしろ、うっかり「あずかってます」告知を出すと、さらなる猫捨てを
誘致してしまうおそれがあり、慎重にならざるを得ない…)
えーと、今さらナンですが、この写真を見て「それ、うちのコだ!」という方が、
もしもいらっしゃいましたら、いつでも喜んでお返ししますので、
ご連絡くださいませ。
ざるの直径が53センチ。けっこうでかい猫ですよ。
十三夜に制作した月ランプ。
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