ワイルドストロベリー。
(肥料を間違えたらしく、葉っぱが大きすぎる)
春先から次々と実がついて、赤くなるのはなるけれど、もうちょっとかな、明日は摘めるかな、というところで煙のように消え失せてしまう。
虫か、鳥か、獣か、なかなか犯人を特定できなかったが、ある日…
すぐ近くに掘った跡があり、アナグマだとわかった。
地面を掘る奴といえば、イノシシか、アナグマか、モグラかで、イノシシだったらこの程度ではすまないし、モグラだったら逆に土が盛り上がっている。となると、アナグマしかいません。消去法で。
アナグマは雑食性で、ミミズなどを探して土を掘るけれど、掘り方は浅く、鼻先が入る程度。そして果実も大好き。ハクビシンのように木登りはできないので、落ちた桑の実や桜の実、地表付近の苺が専門だ。
あーあ、アナグマいるなら、苺は望み薄だな。
と思っていたところ、昨夜の9時過ぎのこと。階下の猫ドアの前で、クレが低くうなり声をあげた。
よそ猫か、と身構えたところ、猫ドアのフラップがゆっくり持ち上がり、ひょっこりのぞいたのは、ベージュ色の…猫じゃない顔。アナグマさんだ!
次の瞬間、クレが「シャーッ」と鋭い連続パンチを浴びせ、当たったかどうかは知らないけれど、アナグマの顔は引っ込んだ。
わたしはあわてて外のデッキの照明をつけ、猫ドアから遠い側の窓を細く開けてのぞいたら、まだそこにいたので、とりあえずスマートフォンで撮ったのが、
↑こちらでございます。
猫ドアをのぞくアナグマ。
(ブレブレのボケボケで失礼)
このあと、真鈴とクレに詰め寄られ、雨降る庭をするすると横切って逃げて行った。
前回アナグマが家に来たのはたしか4年くらい前で、こっちの家に移転する前のこと。アナグマの寿命は10~15年というから、もしかしたら同じ子かもしれないけれど、猫のように個体ごとに色柄が違うわけではないから、なんともいえない。
ちなみに、前の写真は…
↑これです。
(この写真は照明のせいでずいぶん白っぽくうつっている。実物はベージュと焦げ茶の濃淡です)
そして、これまでの経験から、「アナグマはしつこい」「一度来たらまた来る」とわかっているので、台所の仕切り戸を閉めて寝ました。
(インスタントスープや粉類・砂糖などの容器が低い棚に置いてあり、後足で立つと届いちゃうからです)
翌朝、床を見たら、やっぱり猫のいない隙に入ってきたらしく…
↑泥んこ足跡が点々と。
大きさも形も猫とあまり変わらないけれど、猫より横幅があり、なんとなくポチポチの数が多いなという印象(アナグマの指は前も後ろも5本。上の写真は2つずつ重なっていますが)。
これが、猫ドアから、なぜか90度左に曲がってまっすぐテレビに向かい、そこで突き当たって90度右に曲がり…という、いかにもアナグマらしい行動の跡を示していた。
視力の弱いアナグマは、野外でもおもに嗅覚を頼りに動き、もそもそと突き当たっては曲がり、突き当たっては曲がりしているのだろう。それでよくおうち帰れるなあ。
(…帰ったよね?)
しかし、やっぱり入るのか、アナグマ。
こっちの家を建てたとき、ビルトイン式猫ドアをつけてもらうにあたって、わたしは当然アナグマ対策も提案したのだけれど、位置を高くすれば階段を(中も外も)つけねばならず、取り付け場所の選定が非常に難しくなる。何より、「猫が上がれてアナグマが上がれない階段」という必要性を、建築士さんと大工さん(どちらも猫飼ってないし、アナグマも見たことない)に説明するのが難儀であったので、「ま、いいか、そのとき考えれば」とうやむやにしてしまったのが、今さらながら悔やまれる。
はてさて、どうしたもんですかね。
本日のタイトルは、昔のフランスのサスペンス映画から。といっても、わたしは映画は見たことがありません。フランシス・レイのテーマ曲で知ってるだけ。(でもよく「シャレード」と混ざってしまうんだな。ショパンか何かにも似てる曲ありましたよね?)
アメリカフウロ。ミニミニゼラニウム。
コンボルブルス・ブルーコンパクタ…だっけ? 地這性のヒルガオ科の植物。
冬眠から目覚めて、猛然と伸び広がってきたところ。
ひっそりひっそり咲いているヒューケラ。
本日の「いいね」…っていうか…
新緑の湖国、各地でヒナすくすく
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竹生島鉄道は、ネタです。ねんのため。そして、ツバメは無人駅には巣をつくらないと、鳥の巣博士が言ってます。