スタッフが植え付けていたころ華奢で荷物運びも苦手だった人が植え付けた、苗の活着が悪く原因を探しましたが用土も苗も同じで数年解決できずにいました。やがてお店が忙しくなりそれぞれが向く仕事を手分けしている間に、全く生育不良の株が出ない年が有りました。私と市場買い付けやトラック積み込みを専門にしていたスタッフ二人で作業に当たった結果でした。同じ頃お店でランチ。メニューに合わせパン作りもしていました。同じ用具と材料でこね始め同じ時間でこねあげたつもりが一方は初心者なりの醗酵し、もう一人は生地の温度も上がらないまま見事に失敗。パン生地作りは簡単に見えても背中や腕指と全身を使います。
苗を植え付ける時に根の間に土がしっかり入って隙間がない事や適当圧で土を押さえているかで芽が出た後の生育に差が出ます。芽が出始めたのに上手く行かない場合しっかり土の上を手のひらで押さえてみてください。隙間は水が吸い上げにくくしおれる原因の一つです。
バラ用に細かい用土が多いのはこの辺を防ぐためかと思います。
多くのバラ栽培本にはあまり記載が無い事ですがプロは当たり前のように手が仕事をしているからだと思います。やって観なければ分からない。