雨になりましたが気温は高め、ハウスの越冬苗の植え付けを済ませてから場所を開け種まきしたいですが数日の頑張りで右手の筋肉痛なので少しだけ作業します。
雨は雨の日の作業をします。
お天気の良い日はハウスの中の温度25度程度に、戸の幾つかをその日の風向きに合わせ温度調節しています。今種まきしているのは20度前後が発芽適温の植物が多いです。
種袋情報を頼りに毎日数種類蒔きます。
数粒しか無い物や驚くほど細かく沢山入っている物、メインの物に合わせトレー2枚程度蒔きます。
15度程度でゆっくり発芽や25度で発芽の速い物、植物も発芽のタイミングはそれぞれ個性的。
埃程の種の中に原産地の気候に合うようプログラミングされているところが凄いです。
小学生の頃感じた、驚きと感動のまま植物好きの世界で暮らしてます。
コモンマローが発芽してました。
品種改良して無いので発芽は揃わ無いのは天候の急変による全滅を防ぐためらしい。
土砂降りになり買った苗をハウスの戸が風で動かないようにする飾り用に植え込みます。植え込みが馴染むころには最低気温も8度以上の日々が来ます。
これの入れ替えです。ドアが痛まない為プラ鉢です。
並べて見ます。
内覧会で適当な数を買ってしまい左右対称に飾れない、考えずに買うとこんな事になります。
駄目ですわーー。アハハ!
鉢底の土を入れ培養土を入れ元肥のマグアンプK大粒をばらまき、土台の高さで手のひらでしっかり押さえます。これ以外と重要。
ポリポットから抜き出来上がりの高さを確認します。土入れは端にまず入れ真ん中の赤い花の間、次に両脇に入れます。土入れで苗の位置が移動しないコツです。
土入れの時花に土が掛からないように丁寧に時間を掛け入れ指先で詰め込みます。
花により水を掛けると腐りやすい。花びらを誰か選ぶときに触ったらしく抜けてます。触れたところから腐ります。
アレンジメントや生け花経験が無いと花に触れる人が多く痛むことが多くなりました。マナーなのか常識なのか対応が困る事が増えてました。造花と生の胡蝶蘭か見て分からない人が増え手が触れない位置に展示することが多くなってました。コロナのせいか最近食品スーパーでも乱暴に触ったり品定めの人を見かけなくなりました。
触れていいのはご自分が育てている花だけです。
困ったものです。
最近流通する最新品種は生育バラツキの少ない品種改良種や、栄養体繁殖の差し芽で増やす物が多くなっています。高価なラベルをバーコード付きで販売するのは費用も掛かり大規模農園で無いと難しい。簡単に思うものに思わぬ程費用が掛けられてます。
挿し木のスーパーアリッサム
30年前以上からメリクロンや高度な技術を使い自然界では育たない花も作られています。若い頃色々な最新の技術を持つ農園の視察に参加してたので、生産者さんを目指すのは無理と判断し今に至ってます。他業種から比べれば努力や知識の対価が低いのが農業ではないかしら。
高級シクラメンや洋蘭は希望の花でした。
フリルタイプのビオラ
私の種蒔きのアリッサム
今回の赤いオステオスペルマムもスーパアリッサムも長期間咲く予定なのでギッシリ植え込みはしません。
30年ほど前の青い陶器の鉢もう手に入らない、意外と似合うと思うのは私だけかしら。
八重咲のプリムラも少しお安くなりました。
プリムラ他の色は売り切れでした。ショップ時代こんなことしていたら気が付くと全部スタッフに売られてしまい楽しんだ記憶が無い。自分で植え替えるのが面倒らしいが、植え替えや植え付けの経験を積まないと上手に育てられませんよーー。
育てるのが好きな人と観賞派、ガーデニングとアレンジメントの世界の違いです。
荒れた日が有っても少しづつ暖かくなってます。
本日も最後までお付き合い頂き有難うございます。