畑の端にあるスモモの木です。
あまりにも大きくなりすぎたので、2年前、8割がた伐採しました。太い幹は切れないので、そのうち枯れて朽ちるだろうとの算段でした。
ところが、枯れるどころか、新しい枝をどんどん伸ばし、びっしりと実をつけています。
すごい生命力です。
この手の木には、毛虫がつきもの。
20匹ほど退治しました。
ふと下を見ると・・・・
白いビニールホースがあるではありませんか。
この場所は、雨が激しく降ると、すぐに小川が増水し、水が引いた後、流れてきた物がこんな感じで残ります。
近寄ってみると・・・
ビニールではなく、蛇の抜け殻でした。
長いです。相当の大物。
頭、尻尾が見あたりませんが、ゆうに1mはこえています。
おそらく、1m20‐30㎝の大蛇でしょう。
かつては、うじゃうじゃいた蛇も、最近ではめったに見かけません。今年は、蛇の当たり年か?
蛇の抜け殻を財布に入れておくと金が貯まるとか。ネット通販でも蛇殻を売っています。
ダメもとで、これまで数回試してみましたが、財布の中は軽いままでした(^^;
あたりには、何やら生臭い匂いもたちこめていて、本体はまだ近くにいるかもしれません。
長居は無用。
蛇の落し物はそのままにして、道路側へ退散しました。
で、道路(中山道)脇の草むらをふと見ると、何かがあります。
拾い上げてみると、これは古伊万里のはぐれ。
幕末頃の奈良茶碗の蓋でした。
どうしてこんなところにポツンと落ちていたのでしょうか。
もちろん私の物ではありません。
近くの誰かが?
こんな田舎に、幕末とはいえ、古伊万里の茶碗で茶漬けを味わう粋人がいるはずもありません(^^;
蛇殻と茶碗の蓋。
奇妙な落とし物を2つも見つけた不思議な一日でした。
しかし、蛇の抜け殻が落ちていたり、古伊万里が道路に落ちているというのも珍しい体験ですね。
小生も自宅隔離運動不足解消の3密忌避散歩の際には、道路脇も見て歩くことにします。
ただ、巳の身は御免こうむりたいです。
山間の一部の地域では、今でも、マムシの生身を珍重する所がありますが、寄生虫が怖いです。筋肉の中に入ります。駆除の薬は日本にはなく、東南アジアから取り寄せねばならないそうです。
古伊万里の方は、蓋だけでなく、本体も欲しいですね(^.^)
抜け殻の主が、どんなヘビさんなのかわかりませんが、白ヘビなら神様の使いとか。縁起が良いとされていますね。
次回は、幕末の伊万里ではなく、江戸前期の初期伊万里か古九谷を落としていって欲しいです(^_^)
これはもう「コロナに負けるな」シリーズで世間を励まして下さったご利益でしょう。
抜け殻はともかく、古伊万里がいつから落ちていたのか気になります。幕末から、1世紀半以上
最近、誰かが落としていったのだと思います。
落とす場所も考えたのかな?
次回は、もっと良い物を落としていって欲しいですね(^_^)
きっと私みたいな価値のわからない人が捨ててのでしょうね。
世の中には、そんな風に見捨てられているものが転がっているでしょうね。
巻き取り式の我が家のホース、強度補強の繊維の柄が丁度蛇みたいです(。>д<)
使う度にゾワッときます。死ぬまで馴染めません。
私も蛇は嫌いです(><)
でも、もぬけの殻と知れば、大胆になれるかも、、、(笑)。
しかし、長居は禁物ですよね。本体が戻ってくる可能性が大ですものね!
今度は、「なんだ、こんな汚いものを」ということで、初期伊万里を捨てていってくれる方がいるかもしれませんね(^-^;
まー、市場的にはそんなに価値のある物ではありません。なぜか、伊万里の飯茶碗はずっと安価です。
本当に蛇は少なくなりました。蛙やネズミが減ったからですね。昔は、よく、蛇に睨まれた蛙、に遭遇しました。追いかけられている時はやかましくゲコゲコなくのですが、絶体絶命になると声が出ないのです。
古九谷(色釉が剝脱していてもOK)の落とし物に出会えるまで、道端をうろつきます(^.^)