普段使いの茶托、2種です。
昔は、どの家にもあった類の品です。
まず、銅の茶托です。
厚さ1㎜以下の薄い銅の茶托ですが、鋳造品です。
写真を撮るために、先日磨いたばかりなのですが、もう緑青がふいています(^^;
14.6㎝x9.7㎝、高 1.0㎝、重さ 62g(5枚、299g)
少し黒色がつけてあるのは、夜景の意味でしょうか。
満月に梅、と見立てれば風流(^.^)
次に、アンチニー合金の茶托、3枚です。
11.0㎝x8.5㎝、高 0.7㎝、重さ 45g(3枚、118g)
この茶托も、1㎜以下の薄い品で、鋳造です。
なかなか渋い絵柄です。
今回の品、わざわざブログに載せるほどのモノではないのですが、気軽に使えるのがいいです。何よりも、この手の品は非常に安価です(^.^)
普段使いの茶たくで、コロナ疲れを癒しましょう。
1㎜以下の薄いものなのに、はっきりと文様が出ているんですね。
鋳造の技術も文様も、凡庸ではないようですね(^-^;
アンチモニーは、明治の東京名産ですから、鋳造はお手の物です。銅の方は、扇の要の辺り、熔けた銅が細かい所へ行までに固まって、ヒゴがくっついてます(^^;)
実はウチの亡くなった親父は鋳物工場に長く勤めておりました
それはともかく、銅製品はやはり緑青が問題なんですね
塩基性炭酸銅でしたか、確か高校時代に習った覚えがあります。(工業高校の化学科だったもんで)
私も、毒だ位しか知りませんでした(^^;)
調べてみると、緑青は、銅のいろんな酸化物の集まりで、毒はないそうです。
そうですか、鋳物が身近だったんですね。私は、鋳物の型、特に素材に興味があります。