左の写真を見て、車のCMシーンを思い浮かべるお方もいるだろう。やがて30年以上も前になるが、右手前の坂をさっそうと駆け上がるスカイライン。何の変哲も無いポプラの木だが、爆発的な人気CMとなり、販売台数も大ヒットした。坂上にある建物は、ペンション「ケンとメリーの家」。
オーナーは、今もスカイラインを所有しているそうだが、めったに外に出さないとか。坂の下から走ってみると、カメラ目線と違ってかなりの急勾配で息切れした。
早朝、散歩していてキタキツネに出会ったが、カメラを構えると逃げられた。しばらくその姿を追い求めていたら、じゃがいも畑の畝に朝陽がさし始め、みるみるうちに土の見事なグラデーションが出来上がった。
美瑛と並ぶ観光スポットといえば、富良野。私は美瑛の方がお気に入りだが、折角なので足をのばした。「ファーム富田」の名前を知らぬ人はいないが、ラベンダーは7月。温室内で見頃のタイミングだ。写真は、サルビアプラテンシス。
3度目の富良野は、車ではなく、JRノロッコ号(写真左上は車内)を利用。美瑛・富良野間を40分ほどかけてのんびり車窓の風景を楽しむことが出来る。車内アナウンスの解説もあり、乗車記念証明書付き。私は遠慮したが、乗り合わせた若い女性達は、「いい記念になるわ」と喜んでいた。ご多分に漏れず、携帯カメラで車掌と並んでポーズをとる姿に我々夫婦は、失笑。世俗を忘れ、連日、大好物のジャガイモとアスパラ、そしてチーズ・牛乳で大満足。しばらくは、デパートの北海道物産展に足を運ばなくてすみそうだ。