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プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★「沖縄慰霊の日」に思う

2007-06-23 09:46:45 | 日記・エッセイ・コラム

Epsn0011_4 23日の沖縄は、梅雨明けのまばゆい夏の陽射しを受けて、海原は限りなく青いだろう。空は一点の曇りもなく、青く澄み渡っていても、沖縄県民にとって重い日だ。昨年訪れた時の写真を取り出してみた。広島や長崎に原爆を投下された日もそうだが、本来、我々日本国民がいちように担ぐべきだ。Epsn0006_7

 私は、自宅の防空壕あとをかくれんぼ遊びに利用した世代で、生々しい戦争体験はない。したがって、戦争の悲惨さを現実として理解しようもない。しかし、現在、進行中のイラクをはじめとした世界各地で起きている人と人が争う愚かさを理解することは出来る。

 その点では、民族間や宗教観の違いによる争いが無い日本に生まれて幸せだと喜んでいる。これからもそうあって欲しいとも願っている。反面、単一民族で宗教的にも寛容で自由な日本人には、他民族国家の複雑な問題を解決できるはずも無い。そんな日本人が、正義面して、アメリカ追随型の国際協力を推し進める愚を容認できない。

 安倍総理は、憲法改正を「戦後レジゥムからの脱却」といい、集団的自衛権の解釈を検討させている。それと機軸を合わせるかのように、教科書の記述を意図的に変える動きが進行している。文部科学省が、沖縄決戦の集団自決は、日本軍の強制ではないとの見解をとった。為政者には、争いの犠牲者は、常に一般大衆であることを忘れて欲しくない。