プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ボランティアの心~その2~

2007-06-21 09:10:31 | 日記・エッセイ・コラム

 我が町内会に、待望の「防犯パトロール隊」が誕生した。ある知恵者の発案で、外出時に「防犯パトロール」と標記した腕章を巻くというもの。(写真)Epsn0004_5

 少子高齢化が急速に進む社会環境下では、交通事故防止や不審者対策は、住民自らの手で防御するのが賢明だ。とはいえ、活動がノルマ化されると、住民の意識の濃淡もあり、全体化が難しいのが現実。日常生活の範囲内で、ちょっとした心がけで抵抗なく出来る取組みは妙案だ。Epsn0001_18 私は、ジョギング時に着装しているが、全く違和感がない。

 さて、最近、世の中全体が、自助努力をしないで他人任せにする風潮が強くなってきている。スクール・サポート隊には、児童の父兄が参加しないで、高齢者が従事している。町会親睦会でのプール遊びは、町会役員の負担が大きいというので中止になった。楽しい筈の行事がリスク回避対策で実施出来ないのは、寂しい。

 「健康と安全は自らの手で」が基本だが、行政や他人の好意に甘える親が多い。自分の生活は不可侵で、利用できるものは何でも利用するとの心は、高度経済成長過程で日本人が置き忘れてきた「大切なもの」の一つだ。感謝の念を忘れ、協力の気持ちすら失せると、一部有志の負荷を増幅させる。この出口のないループに落ち込みもがいているのが、今の日本社会のように思えてならない。