プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★衝動買いはストレス解消策?

2007-06-19 15:36:26 | 日記・エッセイ・コラム

 寝返りをうつと、ふくらはぎが痙攣する症状が三日間も続くと、さすがに心配になって病院へ出向いた。手と足、腰のレントゲン撮影の結果は異常なし。「怪我をしてから2週間以上経つのに、治りが遅いですね」と医師に問うと、「年齢相応の回復状態だよ」と、笑われた。

 帰りに、理容店に立ち寄った。夏らしく、短めにしてもらうことにした。バリカンの音を聞きながら、水戸で理容店を営む妹夫婦の言葉を思い浮かべた。彼らは、ここ20数年間、毎月、老人ホームへ整髪のボランティアに出かけているので、介護の裏舞台をよく知っている。

 老人ホームの人の頭が短い髪なのは、「洗髪時に介護士の手間をはぶくため」だそうだ。個々の人の好みに応えてあげたくても、施設側から注文が付く。「テレビで紹介する介護の映像と実態は、天と地ほどの違いがある」と言った。だから、「にいさん達は、将来、施設に行くと言ってるけど、考え直した方がいいよ」とも。コムスンの事件は、この話を聞いた直後だったので、複雑な思いだ。

 頭がさっぱりしたせいか、もう一つ寄り道したくなり、某デパートの「北海道物産展」へ。しばらく行かないつもりだったのにと、自分でも不思議な衝動だった。観るだけのつもりが、わずか20分の間に持参したバッグが満杯状態に。身も心も懐も軽くなったが、帰宅したら女房から皮肉まじりの小言が飛ぶと思うと、足取りだけは重くなった。