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時悠人chosan流処世術

★論理のすり替えは、墓穴を掘る

2015-07-21 09:17:10 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理が、連日、民放番組に出演して「安保法案」の必要性について、分かり易く説明し、理解を求める姿勢をアピールしている。

 「残念ながら支持が低い。理解が進んでいないという中にあって、こういう厳しい結果になってるのかなと思う」と述べた。「国会の議論では、難解な法律論中心になるので、分かり難い」とも。

 日本と米国を隣りあった家どうしに見立てた模型を使って、法案の内容を説明する場面もあったようだ。防衛問題を喧嘩や火事に譬える見識を疑うが、ターゲットとする層は?? 

 さて、7月11日にオーストラリアのフォグベイで行われた、米豪の合同軍事演習に日本の自衛隊が初参加したニュースは、なぜか殆ど、流れない。私には、新国立競技場問題を含め、ダミーを仕立てて、進行中の恐ろしい現実を隠そうとしていると映る。

 演習内容は実戦を想定した上陸作戦で、オーストラリア国内では、日豪米の安保関係が新たな段階に入ったと報じており、「国防軍に加わっている兵士の殆どは、自国防衛のため」と思っているが、「今回の演習は、他の国を侵略するための訓練だ」と、批判を強める上院議員もいる。

 国内で、政治と最も遠い存在と思っていたノーベル賞受賞者や、オピニオン・リーダー層150人が、政府の暴走を止めようと、動き始めたことを素直に喜んでいる。