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★100年長寿時代の健康保険(上):概観

2019-08-26 07:46:36 | 日記・エッセイ・コラム
 厚労省データ(平成27年度)によれば、2000年度の総医療費30兆円が、2016年度に42兆円を突破し、現在も増え続けており、加速度的に財政を圧迫している。

 そんな矢先、花粉症薬を保険対象外にすれば、600億円の削減になるとの試算が出たが、一方では、数千万円もする超高価薬を保険適用にするなど、真意がどこにあるのか分からない。

 さて、国民1人当たりの年間医療費は、約33万円だが、高齢になるほど多くなり、後期高齢者の年間医療費は約95万円にのぼるとされる。

 一方、国民1人当たりの生涯にかかる医療費は、2,700万円だが、男性2,584万円に対し、女性2,822万円で、240万円もの差があるように、長寿が医療費増大を招くが、地域別・個人別の違いも大きい。

 「100年長寿時代」に備えた対策は、貯蓄よりも医療費の節減努力を優先した方が手っ取り早い気がする。