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時悠人chosan流処世術

★行間と伏線(1/3):赤木ファイル

2021-06-24 08:02:50 | 日記・エッセイ・コラム
「行間を読む」とは、文章に書かれていない筆者の意図を読み取ることを指すが、政治家の発言には、意図的な伏線が潜んでいるので、「裏を読む」べきだ。

 4年前、私学設置認可や国有地払い下げに、安倍首相は、「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と、身の潔白を断言した。

 この強い語勢に押されたかのように、追及の手が弱まり、代わりに官僚の「忖度」が流行語となった。

 安倍元総理は、歴代在任期間の最長記録を樹立し、健康不安を理由に任期途中で退任したが、いつの間にか、党内で絶大な影響力を発揮している。

 6月22日、森友学園に関する決裁文書の改ざんに関与させられたあと、自殺した近畿財務局の職員が残した「赤木ファイル」が開示された。

 司法の場で、どこまで明らかにされるのか、今後の裁判を注目したい。