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時悠人chosan流処世術

★聞き上手は決め上手?(前編):真意

2021-12-16 08:12:30 | 日記・エッセイ・コラム
 政府は、18歳以下への10万円相当の給付方法を3案とする方針で、決着を図った。

 自治体の意見に耳を傾けた結果だとして、岸田首相の特技「聞き上手」を評価する向きがあるが、釈然としない。しかし、二転三転した政治責任を問う野党の姿勢は、もっと不可解だ。

 支給方法を巡る議論が中心になればなる程、特別支給する目的が何だったのかが、ぼやけてしまった。

 一方、国会議員に毎月100万円支給される文書通信交通滞在費については、与野党協議が進まず、今国会での成立が困難になった。

 与党側が、「日割り支給と使途公開の義務づけセット」案に難色を示したからで、反対する真意が理解できない。

 簡単な案件に、国民を巻き込み、貴重な時間を浪費して、議員が身を切る案件を先送りにする戦術だったのではないかと、疑心暗鬼にかられる。