プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★年の瀬の感慨(前編):私的

2021-12-29 09:32:12 | 日記・エッセイ・コラム
 年の瀬が近づき、車の往来が多くなり、県外ナンバーを見かけると、不自然だと思うのだが、以前とは異なる感慨を持つようになった。

 政府が勧める年末始の過ごし方は、今の生活パターンそのものなので、「手指消毒・検温・マスク着用」は、習慣化し、何の抵抗もない。

 また、「密」は嫌いな性分だし、交友範囲が狭いので、夜の街で飲む機会もない。

 しかし、夫婦間の会話さえ、単語だけの日も珍しくなく、食事も黙食に近くなった。強制的ではなく、個人の選択肢の範囲内の行動であれ、新型コロナに心が蝕まれたかのようで、やりきれない気分になる。

 人生の最終章に差し掛かった者の心得は、「孤独に耐える」ことだが、現実に向かい合う難しさをヒシヒシ感じる年の瀬だ。