プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★第25回健民トリムマラソン大会

2006-09-23 15:38:08 | スポーツ

 「太陽と緑に親しむ健民祭り」と銘打った第25回健民トリムマラソン大会は、9月23日、金沢市内を流れる犀川の河川敷コースで開催された。秋分の日にふさわしい快晴だったが、ランナーにとっては暑すぎで、河川敷特有の強風も相まって好条件とは言えなかった。

 10月1日の「弘前・白神アップルマラソン大会」の最終調整を兼ね、夫婦揃って10キロの部に出場。私の頭には、先週の金沢城下町ハーフの途中関門不通過の嫌な記憶が残っていたが、コースはフラットで制限時間が無いので変なストレスを感じなくてすんだ。

 3・5・10・20キロの4部門同時スタートのため、隊列がばらけるまで、川べりの鴨や白鷺の姿やススキの穂が風になびくのを見やりながら縦列になって走る。往路は追い風、折り返し後は強い向かい風を真正面から受けた。視界が良く、白山の遠景を望むことができ、周辺の景色にも秋色が漂い始め、すがすがしい気分にひたった。

 タイムにこだわらずに、最後まで二人並走するつもりだったが、1キロ過ぎではぐれてしまい、別々のレースになった。快走とは言えなかったが、私は54分50秒で納得。女房は62分14秒で目標タイム(60分未満)に及ばず不満顔。何よりも、先週の中盤以降失速した悪夢が吹っ切れたのが収穫だった。

 毎回、世話役を務める、”金沢中央走ろう会”のメンバーに感謝!


★架空請求の新手口:法務通達局

2006-09-22 08:32:27 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日、差出人「法務通達局」で、<重要通達在中>と朱書された封筒が届いた。架空請求の手口だが、紛らわしい点があるので、概要をご紹介したい。

 件名は、「消費取引訴訟最終通達書」。差出人は、法務通達局訴訟管理課(東京都中央区八重洲6-3-12)。内容は、消費取引料金未納分について運営会社から訴状が提出されていて、連絡しないと出廷となり原告側の主張が受理され、強制執行されるおそれがあるというもの。

 ここまで読んで嘘だと見破れる人は騙されることはないが、薄気味悪い内容ではある。文中、民事訴訟異議申し立ての相談を受けるが、「消費民法特例法」による法務省認可通達書の為「個人情報保護法」上、必ずご本人様からのご連絡をお願い致しますと断ってある。おまけに、「当局は原告からの訴訟通達後に、訴訟の正当性を確保する機関であり、当局が貴殿に訴訟を提起するのではありません」となお書きを添えている。

 その下に、「記」として訴訟番号と違約事項告知期間が記載されている。一番注意を要するのは、※印を付して、「万が一、身に覚えが無い場合、必ずご本人様から早急にご連絡下さい」と下線をふってある部分だ。「身に覚えが無い」と言って、連絡先に電話したが最後、相手の術中にはまる仕掛けだ。

 裁判が提起された場合、「訴状」は裁判所から送達されるもので、「法務通達局」(実際には存在しない機関名)などから送られて来ない。また、最終通告となっている以上、以前に連絡があったかどうかはご自身で判断出来るので、この時点でも嘘と分かるはず。いずれにしても、訴状・強制執行などといった法律用語を並べ立てて騙そうとする手口なので無視するのが賢明だ。


★ふーん!ほー!おー!!

2006-09-21 09:27:21 | 日記・エッセイ・コラム

 某新聞に載った「ふーん、ほー、おー」の活字。昨日の自民党総裁選結果に対する議員の反応を表現したものだ。選挙前の目算との違いを如実に表しているようで面白い。

 安倍陣営が目指した得票数は、70%超と強気だったが、「ふーん!」に終わった。麻生候補に対するどよめきにも似た「おー!」の反応と、対立軸を明確にした谷垣候補に対する「ほー!」の声。自民党にもまだバランス感覚が残っていたのだと救われる思いがした。

 昨年9月の衆議院選挙の政権公約で、自民党は郵政民営化を突破口に規制改革、政策金融機関改革、社会保険庁改革などの一連の改革を進める方針を打ち出した。小泉首相は、郵政民営化法案成立後は、燃え尽き症候群に陥り、最後は破壊だけが際立った。   政権末期になって「骨太の方針」を作っただけで、道半ばで投げ出し、ブレーンの竹中総務大臣も議員辞職の形で逃げ出した。

 新政権は、このマニフェストを踏まえて改革を加速させなければ、有権者との約束を果たせない。来年の参議院選挙を睨んで、総論に終始し、具体的な政策を口にしなかった安倍候補が近日中に発表する人事構想を見れば、その本音を窺えるだろう。


★外国人労働者の嘆き

2006-09-20 10:48:18 | 日記・エッセイ・コラム

 全国に約82万人(不法残留者を含む)いる外国人労働者の実態がどうなっているか?政府は、積極的に発表しないし、マスコミも正確な報道をしない。ヨーロッパ諸国では、移民政策が社会問題化しているが、それを国際社会の表舞台とするならば、日本には裏舞台しか無いのかも知れない。群馬県に住む日系3世の知人から聞いた話を掘り下げてみた。

 日本の若者は、いまや3Kと言われる仕事には見向きもしなくなった。大都市における外食産業やコンビニですら、外国人労働者抜きには成り立たないという。彼らを日本人パートよりも低廉な賃金で雇用することで、熾烈な価格競争を乗り切っているのが現実。自動車や電化製品業界でも、外国人労働者が居なくなると生産ラインの縮小をせざるを得ない位、貴重な労働力の給源だ。

 ついては、新政権が目指すニート対策って一体何が狙いなのだろう。少子高齢化社会における労働力確保策などと奇麗事でごまかして欲しくない。ニートは、働く意欲が無い若者なのだから放置しておくのが最善の対策だ。政府が優先すべきは、働きたくても働けない者をどうするかではないのか。

 人手不足の解決策として、入管法改正により日系人の就労の自由を認めたために、1990年当時、26万人程度だった外国人労働者が年々、増加に転じ不法滞在者まで生み出した。過酷な労働条件で黙々と働く外国人労働者が、怪我や病気になっても労災保険を適用されなかったり、休めば解雇されるのを恐れて無理を重ねている現実を行政は放置している。治安悪化の一因を外国人のせいにするが、日本政府の無策の産物ではないのか。国際社会に貢献すべきだと言うなら、先ず、日本に滞在している外国人に対する就労条件を見つめ直すのが先決だと思う。


★敬老の日に思う

2006-09-18 09:14:00 | 日記・エッセイ・コラム

 「今日は何の日?」と問われて、とっさに答えられなかった。9月15日が「敬老の日」だと思い込んでいた身には、2003年以降、第3月曜日に変わったのに馴染めないでいる。

 週休二日制が定着し、月曜日を祝日にして3連休を楽しんでもらおうというハッピーマンディー制度。経済効果を狙った政治的意図と合わせて趣旨は承知している。しかし、私の頭では、体育の日は東京オリンピック開会の10月10日。成人の日は元服の儀が行われていた1月15日。いまだに「記念日=決まった日」との固定観念を捨てきれないのも老人の頑迷さか。

 さて、国民の祝日はどこの国にもあるが、その数が一番多いのが日本。現在、14日あるが、正確に日付けと謂れを説明できる人がどれ程いるだろうか。休日が多い割りに、休日の過ごし方が下手なのも日本人だ。友人が海外ロングステイはしたいが、何をして時間を潰すか、退屈するに違いないというのを聞いて、気の毒に思った。

 私は、一ヶ所に長く滞在してぼんやりしているのが好きだ。若い頃は、仕事が忙しくてもその分稼げると思い、時間をお金で買っているのだと割り切っていた。今は、時間があるのでお金は要らなくなった。”時は金なり”の逆の発想だ。以前ならタクシーを使った所へバスで出かけるし、昼は長蛇の列に並び外食していたのが自宅で手料理だから寛げる。己の価値観さえ変えれば、楽しく充実した生活を送れるものだ。老いてこその知恵なのかも知れない。