プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★永田町雀の噂話

2007-09-13 10:38:03 | 日記・エッセイ・コラム

 リーダーの退き際には、潮目とタイミングが重要だ。機を失した辞任は、国政の空白を招き、国民不在の跡目相続の愁嘆場と化す。テロ特措法以上に優先すべき課題がないのだろうか。臨時国会における審議を遅らせた責任は、誰がとるのだろうか。

 支持率が超低空飛行を続けているブッシュや、内閣を総辞職させたプーチンの強権統制、或いは、表舞台を去ったブレア、シラク等々、諸外国のトップと比べると、日本のトップが見劣りするのは何故なのだろう。島国の単一民族で、鎖国の歴史を汲み、内弁慶型なのか?

 リーダーの条件には色んな要素があるが、ストレスに強いことは不可欠だ。ポスト安倍の最有力候補の麻生幹事長は、漫画が趣味とか。昨日の東京株式市場では、アニメ製作会社やコミック関連出版社などの銘柄が急騰した。思惑買いの最たるもので、笑ってしまうが、漫画はストレス発散に好適かも。

 また、氏は、射撃選手としてモントリオール・オリンピックの日本代表で大舞台に強い。家系的にも、歴史に名を残す大久保利通、吉田茂、鈴木善幸等々の大物に連なる政界のサラブレッドで、世界に見せる「日本の顔」としては申し分ない経歴の持ち主だ。

 安倍政権の連帯責任を問う声もあり、タイミングが悪すぎるが、国政の空白・停滞を止める救世主となれるか、動向を注目したい。


★怪!安倍総理辞任のタイミング

2007-09-12 13:45:47 | 日記・エッセイ・コラム

 午後1時からの国会中継を楽しみにしていた矢先、臨時ニュースが流れた。「安倍首相が辞任の意向」。引き続き、午後2時から会見を開き、辞任理由を説明すると。

 予期せぬ展開に、女房と顔を見合わせてあ然!憶測が憶測を呼びそうだが、奇々怪々の辞任劇だ。APEC以降の首相の顔色が悪いのは、疲れが溜まっているのだろうと思っていたが、まさか、このタイミングで国政を放り出すとは信じられない。

 仮にテロ特措法の延長問題に起因するとしても、これから2ヶ月間の論戦を通じて、解を求めることだ。「戦う政治家」が、戦わずして白旗を掲げるようでは、憲政史上に汚点を残すことになりかねない。一時の気の迷いではすまないだけに、ご本人の説明を待つしかないが、あまりにお粗末な展開に思わず絶句した。


★レースを見送る無念さ

2007-09-11 11:01:42 | 日記・エッセイ・コラム

 9月9日、「城下町ハーフマラソン大会」開催日に、町会の防災訓練が行われた。不運にもイベントが重なり、出場を断念したと言えば聞こえがよいが、見送ったと言うのが正直なところだ。

 昨年、同大会のハーフの部に初出場した時の悪夢が頭から離れない。テレビ放映する地元開催のロードレースを、一度は走りたいと思いエントリーしたが、結果は、第一関門でタイムオーバーし失格。12.1キロ地点で、1時間15分を超えると打ち切りのルール。

 以前なら、どうということのない制限時間なのだが、今の実力ではクリア出来ず、2分オーバーし、レース中止。走る気力もスタミナもあるのに、ゼッケンをはずし回収バスに乗せられる屈辱的な気分を味わった。本来なら、今年、再チャレンジしたいところだが、断念した。昨年のこの大会がケチのつき始めで、今年1月に沖縄で転倒、2月東京で途中棄権、5月に京都で転倒と、満足なレースを一度も経験していない気がする。

 今朝ようやく、最低気温が20度を下回った。徐々に、長い距離を走りこむには良い季節になる。当面の目標は、11月4日「大阪淀川市民マラソン大会」に出ること。タイムは度外視したいのだが、一応、「2時間10分以内」との約束をした旧友達との再会を楽しみに、気合を入れてトレーニングに励みたい。


★ピュアな議員、フェアな政治!

2007-09-08 10:08:49 | 日記・エッセイ・コラム

 「美しいニッポン」、「美しい地球60」と、「美しい」を連発するのがお好きな総理だが、肝心の足元の閣僚が不祥事で辞任して行くのは、何とも皮肉だ。トップ自らが引責辞任を迫られても、「自分にはなすべきことがある」として、再チャレンジする気概には感嘆する。まさに、美しい”戦う政治家”像そのものかと錯覚させられる。

 野党も、「政治とカネ」に関しては決して「美しい」とは言えない。「年金問題」にしても、不正を暴くことも重要だが、抜本的な社会保障制度の一環としての位置付けを忘れないで貰いたい。

 さて、来週から臨時国会が始まる。テロ特措法の延長審議をする際、政府は、この5年間の実績をデータとして示して欲しい。国力相応の国際貢献とか、国際社会からの謝辞などといった抽象論ではなく、イラクやアフガニスタンの現状を冷静に分析し、支援継続が不可欠なのかどうかを国民が判断出来る情報を開示すべきだ。

 「美しい国創り」を目指す安倍総理に求められるリーダーシップとは、「ピュアな議員でフェアな政治」を行うことだ。APECでブッシュ大統領に無責任な約束をしないことを祈りつつ。


★企業年金までも未払いの背景

2007-09-07 17:41:53 | 日記・エッセイ・コラム

 公的年金の記録漏れ問題の全容が見えない状況下で、新たに企業年金連合会の年金未払いが発覚した。「124万人、1544億円」という数字にも驚くが、連合会の組織と社保庁との体質に同じにおいを感じる。

 企業年金連合会の存在さえ知らずにいる人が多いに違いない。企業が厚生年金基金を解散したり、転職して加入資格を失ったとき、その人の年金資産は連合会に移る仕組みだ。連合会は、その資産をまとめて運用し各人の加入期間に応じて年金を給付する。しかも、現在、2400万人もの年金記録を管理している大組織だ。

 ちなみに、連合会のホームページにアクセスしてみたら、会員企業数は8000超。制度上は、本人が住所変更手続きをすべき仕組みだが、何度も居を変えると失念しがちだ。支給開始年齢まで、長年月の空白がある場合、記録簿の現行維持が難しく、名宛不明で年金が宙に浮いてしまう。

 終身雇用制度が崩壊し、早期退職や転職が常態化しつつあるだけに、本制度が瓦解すると、サラリーマン諸氏には死活問題になる。高度情報社会における個人情報保護の限界を見極め、国民総背番号制を再検討する時期に来ているように思うのだが。そうしないと、老後に大きな痛手を蒙ることを懸念する。