プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★100年長寿時代の健康保険(上):概観

2019-08-26 07:46:36 | 日記・エッセイ・コラム
 厚労省データ(平成27年度)によれば、2000年度の総医療費30兆円が、2016年度に42兆円を突破し、現在も増え続けており、加速度的に財政を圧迫している。

 そんな矢先、花粉症薬を保険対象外にすれば、600億円の削減になるとの試算が出たが、一方では、数千万円もする超高価薬を保険適用にするなど、真意がどこにあるのか分からない。

 さて、国民1人当たりの年間医療費は、約33万円だが、高齢になるほど多くなり、後期高齢者の年間医療費は約95万円にのぼるとされる。

 一方、国民1人当たりの生涯にかかる医療費は、2,700万円だが、男性2,584万円に対し、女性2,822万円で、240万円もの差があるように、長寿が医療費増大を招くが、地域別・個人別の違いも大きい。

 「100年長寿時代」に備えた対策は、貯蓄よりも医療費の節減努力を優先した方が手っ取り早い気がする。

★パラリンピック金20個?

2019-08-25 09:30:39 | 日記・エッセイ・コラム
 東京パラリンピックまで、あと1年となり、ムードを盛り上げようとするのは、構わないが、「金メダル20個」の目標値を見て、オリンピック金30個を思い出し、また不愉快になった。

 しつこいようだが、五輪憲章の精神の原点に立ち返れば、メダルの数争いとは次元が異なる筈。

 イベントを利用して、政策の過ちを隠す姑息な考えがなければよいが、昨年、大問題になった「身障者雇用率」は、どれだけ改善されたのかを知りたい。
★障害者雇用率の水増し事件
 「障害者基本法」は、国民が、障害の有無により分け隔てられることなく、共生する社会実現のための原則を定めている。 その目的実現のため、国や地方公共団体等の責務を明らかにしている......

★日韓の素朴な疑問

2019-08-24 08:22:23 | 日記・エッセイ・コラム
 韓国政府が、GSOMIAを破棄し、事態が悪化の一途をたどる中、竹島上陸まで検討しているとなると、日本政府がどういった対応をするのか不安を感じる。

 ことの発端は、「軍事転用可能な物品の不適切な事案が発生した」として、日本が韓国への輸出を厳格化したからだが、「不適切な事案」の中身を機密事項を理由に明らかにしていない。

 今までは、「徴用工問題と無関係」との見解を支持してきたが、「輸出管理制度は、信頼関係を土台として構築されており、それが根底から崩れた」との説明だけでは、限界だ。

 経済的な報復措置は意に介さないが、今後、三菱重工業や日本製鉄の差し押さえられた資産が資金化された場合、日本政府は、どう対応するのだろうか。

 「不適切な事案があった」と言って、実は嘘だったでは、済まされない重大事だ。ふと、かつての「永田メール事件」を思い出し、私の勘繰りであることを願うばかりだ。

★祝準優勝!星稜野球部

2019-08-23 08:21:55 | スポーツ
 私は、実況中継を観なかったが、まず、悲願の優勝を逃がした星稜高校野球部の健闘を称えたい。

 今朝の朝刊に「星稜必笑」の大見出しがあったが、私が試合を観なかった理由は、その「必笑」だった。

 最近、トップアスリートの『試合を楽しむ』という言葉が共通語になった。「笑う」も「楽しむ」に通じ、緊張を和らげる面で有効で、結果も伴っている。

 しかし、スパルタ型の教育で育った私には、不謹慎だとの古い価値観が根強く残っている。

 さて、試合を楽しんで敗けた悔しい思い出は、選手一人ひとりの心に刻み込まれるだろうが、長い人生に比べれば、青春の一コマに過ぎない。

 これからの進路は、野球一筋では通れない。次の新たな目標に向けて、大きく羽ばたいて欲しいと願う。

★自律の重み

2019-08-22 08:51:21 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、フィッシング・メールを受け取り、IOT時代の便利さと裏腹の怖さを再認識した。騙す側は、学習を重ねて、巧妙に心の隙間から入り込んでくる。

 行政サービスが向上し、色々な相談窓口が設けられて、手軽に相談できる時代だが、私は、あまり利用するつもりはない。

 相談ぐせがつくと、周りの人に迷惑をかけるし、また、いつも誰かが近くにいるわけではない。なによりも、自分で判断する能力が衰えると懸念する。

 万が一、判断が甘く騙されたら、自分の不明を恥じる覚悟を持てば、緊張感を失わない。

 「自立⇔依存」と「自律⇔他律」を対比し、高齢者の「じりつ」の重みを感じ取っている。