東京新聞2009年1月19日 朝刊に堤未果さんが
「海賊の正体」という題でコラムを書かれていました。
(以下引用)
ソマリア海域の海賊事件が急増し、国際海事局が各国に
協力を呼びかけている。海上自衛隊派遣の議論が高まる中で
ふと思う。そもそもこの「海賊」とは何者なのだろう?
UNEP(国連環境計画)の職員ニック・ナトール氏は英紙の
インタービューで、1990年代初めに欧米の大企業がソマリア
の政治家・軍幹部と交わした廃棄物投棄協定について指摘する。
内容はそれらの企業が今後ソマリア地域沿岸に産業廃棄物を
投棄することを認めるというものだ。その後、放射性物質に汚染
された地域住民数万人が発病。国連が調査した結果、有害化学
物質によるものであることが明らかになった。海域を汚染する
外国企業に生活手段を奪われ、いくら訴えても動かない国連に
見切りをつけたソマリア漁民は自ら武器をとり、やがて「海賊」
と呼ばれるようになったという。
(引用終わり)
このコラムを受けて、コロ子なりに後追いしてみました。
アルジャジーラに記事があったので、読んでみると....
・ソマリア海域に投棄されたものは?
ウラニウム放射性廃棄物、鉛、カドミウムや水銀などの重金属、
産業廃棄物や医療廃棄物まで、「何でもあり」という感じです。
・ゴミ処理コスト
有害ゴミを処理するのにヨーロッパだと1トンにつき$1000くらい
かかるのですが、ソマリアだったら$2.50だったそう。
・有害ゴミを捨てた人は?
ソマリアの政治家・軍幹部と廃棄物投棄協定を交わした欧米の
大企業名は解りませんでした。
しかしマフィアや犯罪組織が大企業とからんで架空会社を設立し、
有害ゴミを捨てていたらしいということはつかめました。
これらの物質がソマリアの人々に及ぼした被害は、堤さんのコラム
にあるとおりです。
'Toxic waste' behind Somali piracy
アルジャジーラ
「海賊の正体」という題でコラムを書かれていました。
(以下引用)
ソマリア海域の海賊事件が急増し、国際海事局が各国に
協力を呼びかけている。海上自衛隊派遣の議論が高まる中で
ふと思う。そもそもこの「海賊」とは何者なのだろう?
UNEP(国連環境計画)の職員ニック・ナトール氏は英紙の
インタービューで、1990年代初めに欧米の大企業がソマリア
の政治家・軍幹部と交わした廃棄物投棄協定について指摘する。
内容はそれらの企業が今後ソマリア地域沿岸に産業廃棄物を
投棄することを認めるというものだ。その後、放射性物質に汚染
された地域住民数万人が発病。国連が調査した結果、有害化学
物質によるものであることが明らかになった。海域を汚染する
外国企業に生活手段を奪われ、いくら訴えても動かない国連に
見切りをつけたソマリア漁民は自ら武器をとり、やがて「海賊」
と呼ばれるようになったという。
(引用終わり)
このコラムを受けて、コロ子なりに後追いしてみました。
アルジャジーラに記事があったので、読んでみると....
・ソマリア海域に投棄されたものは?
ウラニウム放射性廃棄物、鉛、カドミウムや水銀などの重金属、
産業廃棄物や医療廃棄物まで、「何でもあり」という感じです。
・ゴミ処理コスト
有害ゴミを処理するのにヨーロッパだと1トンにつき$1000くらい
かかるのですが、ソマリアだったら$2.50だったそう。
・有害ゴミを捨てた人は?
ソマリアの政治家・軍幹部と廃棄物投棄協定を交わした欧米の
大企業名は解りませんでした。
しかしマフィアや犯罪組織が大企業とからんで架空会社を設立し、
有害ゴミを捨てていたらしいということはつかめました。
これらの物質がソマリアの人々に及ぼした被害は、堤さんのコラム
にあるとおりです。
'Toxic waste' behind Somali piracy
アルジャジーラ