またまた年金受給開始年齢の引き上げが取りざたされているようです。
受給開始年齢の引き上げは一見平等に思えるのですが、
「そうじゃないよ」と言っているのは、クルーグマンです。
Now, life expectancy at age 65 has risen, too. But the rise has been
very uneven since the 1970s, with only the relatively affluent and
well-educated seeing large gains. Bear in mind, too, that the full
retirement age has already gone up to 66 and is scheduled to rise
to 67 under current law.
This means that any further rise in the retirement age would be a
harsh blow to Americans in the bottom half of the income distribution,
who aren’t living much longer, and who, in many cases, have jobs
requiring physical effort that’s difficult even for healthy seniors.
And these are precisely the people who depend most on Social Security.
Life, Death and DeficitsBy PAUL KRUGMAN
Published: November 15, 2012
肉体的な労働をしている人の方が、相対的に裕福な人や高学歴な人より、
平均余命の伸びが小さいため、肉体的労働者が不利になると言っています。
(もちろんクルーグマンはアメリカのことを述べているのですが、日本にも
当てはまると思い引用しました)
(もちろんクルーグマンはアメリカのことを述べているのですが、日本にも
当てはまると思い引用しました)
年金受給年齢「早く引き上げを」 社会保障国民会議会
朝日新聞 2013年6月3日(月)22:41
朝日新聞 2013年6月3日(月)22:41
政府の社会保障国民会議の清家篤会長(慶応義塾長)は3日の記者会見
で、年金改革の論点の一つになっている受給開始年齢引き上げについて、
「雇用の問題 とからむので、できるだけ早く問題提起し、検討を始める
必要がある」と述べた。ほかの委員からも同様の意見が出ており、8月
にまとめる報告書に中長期の検討課題として盛り込まれる可能性が高い。
この日の国民会議では、年金財政の安定のために、少子高齢化の状況に
応じて年金を減額調整する 「マクロ経済スライド」の実施が必要、との
認識で一致した。清家会長は、スライドが実施される中でも毎月の受給額
を一定水準に保つ手段として、受給開始の 時期を遅らせる必要性を強調。
すでに65歳までの引き上げが決まっているが、「個人的には、67、
68歳、あるいはもう少し上まで引き上げていくことが あってしかるべき
だと思う」と述べた。
で、年金改革の論点の一つになっている受給開始年齢引き上げについて、
「雇用の問題 とからむので、できるだけ早く問題提起し、検討を始める
必要がある」と述べた。ほかの委員からも同様の意見が出ており、8月
にまとめる報告書に中長期の検討課題として盛り込まれる可能性が高い。
この日の国民会議では、年金財政の安定のために、少子高齢化の状況に
応じて年金を減額調整する 「マクロ経済スライド」の実施が必要、との
認識で一致した。清家会長は、スライドが実施される中でも毎月の受給額
を一定水準に保つ手段として、受給開始の 時期を遅らせる必要性を強調。
すでに65歳までの引き上げが決まっているが、「個人的には、67、
68歳、あるいはもう少し上まで引き上げていくことが あってしかるべき
だと思う」と述べた。