あなたのための会議から
神が席をはずす
あなたの未来を作るための
愛の会議から
会議場は傾き
創造の合間に神がなした
涙の渦にとけてゆく
もう
あなたのために
神がなさなければならないことは
すべて終わったのだ
破滅の旋律を
笛で吹いているのは誰だ
おお
かつてあなたが作った
道化の王の傀儡が
不思議な魂を得て
笛を吹いているのだ
青い殺戮の笛を
どうでもいいことだと言って
踏み潰した男や女の
残した爪の破片から
永遠の壁が生えてくる
あなたと
愛を
分ける壁を
もうここにはどこにも
あなたのいるところはない
どうでもいいものとなって
去るがよい
永遠の無縁の国へ
もうだれにも
あなたのためになすことの
義務などないのだ
すべて
つぶれたのだ
全霊をかけて救ってくれた愛を
二度といやだと言って
岩の向こうに追いやったからだ
あほうよ
傀儡よりもあわれな命となって
ここよりほかのところで
永遠に
ありもしない夢を見ているがよい
