あやまちをしたものを
責めすぎてはなりません
この世に
あやまちをしないものなど
あり得ないからです
あやまちをしたものには
ながいつぐないの道が待っている
その苦しさがわかるものならば
そのあやまちを
責めすぎることなどしないのです
あやまちをしたもののために
必要な義務を果たしたのちは
すべてを神にまかせ
遠くから見守ってやりなさい
あやまちを悔い
心から謝り
つぐなってゆく過程で
太ってゆくそのものの魂を
美しく愛してやりなさい
かなしみをこえ
にくしみをこえ
すべてを神にあずけて
そのように人が愛し合うとき
それは美しい世界ができる
あやまちをしたものを
責めすぎてはなりません
いつかはあなたもまた
あやまちに身を染め
ながい悔いに苦しむだろうからです