人から盗んだ自分をかぶり
虚無の傷のように痛む
本当の自分の矛盾を隠している
あなたの目の中には
見る者すべてを傷つけようと
突き出ている剣がある
追いはぎのように
他の自分を襲い
すべてを奪おうとする者よ
聞きなさい
神はこのたび
あなたを見捨てることになさった
永遠に嘘ばかりで生きていくのかと
神が問うたとき
あなたはそうだと答えたからだ
神は冷酷なのではない
見捨てることが
あなたにとって一番いいことになるほど
あなたは迷い果てたのだ
あなたはもう永遠に
神とは何の関係もないものになる
愛を信じるかと
神が問うたとき
あなたはそんなものは嘘だと答えたからだ
美しい本当の自分の
叫びを聞こうともせず
うそとぬすみがはびこる
無明の世界に
永遠に住もうとしたからだ