孤独の亀裂を
腹の奥に隠して
おまえは嘘をかぶる
大空の光を浴びながら
いかにも良い人間ですという顔をして
世間に嘘を垂れ流す
愚か者よ
おまえには
支払わなければならない罪がある
それを記憶のかなたに押し隠して
嘘で作った自分を前に出し
それでどんな良いことをしても
何にもならないのだ
本当に良い自分になりたいのなら
過去の罪を揺りほどき
精一杯償いをして
そこからすべてをやり直すのだ
嘘は全部脱ぎ捨て
盗んだものはすべて神に返し
真正直な自分となって
勉強をやり直すのだ
過去の罪を小手先でごまかしたまま
きれいな人間になることなどできないのだ
どんなに上手に化けても
瞳の奥で矛盾の炎が揺れている
いい加減にもう気づけ
おまえが
外面と内面の矛盾に苦しむのは
本当の自分から逃げ
すべてに
嘘をつき続けているからだと