空っぽの器に
たっぷりと嘘を注ぎ込み
偽物の神を作った
われをあがめよ
われのために働け
そうすれば
天国の幸せを
与えてやろう
人間の魂を操り
偽神は愛のふりをして
自分の欲を満たそうとする
われを信じよ
われは誰よりも偉い
最高の神である
着飾った偶像を
人々に見せつけながら
偽神はすべての命を
自分の奴隷にしようとする
人々よ
だまされてはならぬ
あれは神ではない
金色の豪華なローブをめくれば
猿のような
エゴの塊があるのだ
おれが
世界で一番偉い
などというものは
愛に目覚める前の
暗い獣のエゴに
未だ酔うている
馬鹿なのだ
この宇宙で
最高に偉い神
などと名乗るものがいれば
それは見事に阿呆なのだと
思うがよい