アークトゥルス・７１

逃げているから
おまえは苦しむのだ

嫌なことをした自分が嫌だから
嘘をついて自分をごまかす
嘘をついている自分が嫌だから
また嘘をついてごまかす

嫌な自分から
逃げようともがくたびに
おまえは罪の鎖を
重く自分にかけてゆく

もうやめなさい
逃げるのは

永遠の夜明けの香りに
包まれてしまう前に
迷いの夢から覚め
本当の自分に帰りなさい

重ねてきた罪の数々を
一切認め
すべてに償っていくと誓うのだ
心配はない
本当の自分を信じれば
背負わなければならない
罪の鎖も軽くなる

自分は嫌なものではない
ただおまえは
過ちにつまずいて
魂を迷わせているだけなのだ
そこを直せば
一切の苦しみは消える

自分はまことによいものだ
愛ですべてをやってゆくことができる
美しい自分を信じることができれば
永遠の幸福が花開く

ゆえにもう帰って来なさい
本当の自分に帰って来なさい
過ちの中にひずんでいる
その自分を
自分で救い出すのだ

ルナ・６６

魂の苦しみを脱ぎ捨て
永遠の愛を目指しなさい
あなたの中で常に痛んでいた
本当の自分自身の声に
耳を傾けなさい

迷いの神に結びつけられた
操り人形の糸を切り放ち
魂の自由を手に入れなさい
そうすればあなたは見るはずだ
自分の中に光る喜びを
すばらしい自分自身を

すべての苦しみは
自分で自分を
愚か者だと決めつけたことから
始まったのです
そこに愛の光を当てれば
すべての苦しみは
消滅するのです

自分は愚か者ではない
すばらしいものだったのだと
愛で何もかもをやってゆく
あまりにも美しいものだったのだと
わかるのです

さあ　今
嘘で塗り上げた幻の自分を捨て
本当の自分に目覚めなさい
そうすれば
最高の幸福を知ることができる

愛によって
自分の自分を生きていく
すばらしい自分自身になることができる
それこそが永遠の天国です
もう二度と苦しむ必要はない

天国は
自分の中にあったのです

フェクダ・２０

愛の時代がやってくる

万年の闇を耐えてきた神の心が
はじけ飛ぶようにひっくり返る
もうこれ以上耐えることはしないと

乱れに乱れた悪の圧政を壊し
神はいたるところに愛の光を灯す
盗んできた髑髏で着飾った
うその人間はすべて追い出し
愛の光のもと正しい自分を生きる
まことの人間だけを残す

地球は愛の天国になる

この神のご決断に
逆らえるものはいない
神はすべての人間の魂を測り
うそとまことを正確により分ける

ゆえに人々よ
うそに穢れた自分を捨て
本当の自分に戻りなさい
半身をちぎるような痛みを耐え
真正の自分をとりなさい
逃げることは許されない

天国の門は
正義の剣をもって
うその人間を追い返し
虚無の地獄に突き落とす

何もない砂と風の大地で
永遠の後悔の水に溺れたくなくば
今
うそを捨てなさい

ベクルックス・７５

イスラームの女性は
スカーフをとりなさい

女性美をひけらかすのはよくないが
隠しすぎるのもよくない
なぜなら女性の美しさには
男性の暴虐を弱める働きもあるからです

美しい女性たちが
ほどよく美しさを発揮すれば
男性の心に幸せを吹き込むことができる
それで男性を愛に導くこともできるのです

女性美は
神の贈り物
人間を幸せにしたいと願う神が
愛を表現するために
女性を創りたもうた

その女性の美を
黒い布の中に
必要以上に押し込めることは
男性にとってもよくありません
女性が愛を見せてくれなければ
男の心は闇に迷いがちになる

女性は
神を守り
愛を発揮し
その美しさをもって
男性の心を
真の愛と美に導かねばならないのです

ゆえにもう
スカーフをとりなさい
それは女性の自由というより
義務です

美しい神の愛を
この世に表現するという
女性の使命を果たすための
義務なのです

ポラリス・１５

愛が
すべてなんだよ

みんなの幸福のために
自分を生かすことが
みんなの幸福なんだよ

だから
苦しんでいる友達を見つけたら
助けてあげなさい

愛を見失って
迷っている人を見つけたら
導いてあげなさい

間違ったことをして
それに溺れている人がいたら
いさめてあげなさい

大空の一つ星のように
真実の愛の上から
動くことなく
常にみなを照らしてあげなさい

愛が
すべてなんだよ

自分の中に燃える
愛の明かりに従って
生きることが
すべての存在の幸福なんだよ

それを
みんなに教えてあげなさい

シェダル・２６

愛が遠くなる
愛が去ってゆく
幻の幸福を惜しんで
愛を裏切り切ったあなたから
愛が遠く離れてゆく

こんなことはいつかやめると
言いながら
決して離さなかった
嘘の糸を編んで
あなたは広大な世界のタペストリーを作った

永遠にそこに住んでいたい
幻の王国を作った

絵物語の中に込めた
あやしげな隠喩の中に
魚のように
痛いエゴを解き放った
何もかもは自分のためだと
ほかのものはすべて
奴隷に過ぎないと

馬鹿者よ
生き残った真実の
最後の一粒が神を呼び
偽物の世界が一気にひっくり返る
愛のふりをした嘘の正体が
太陽の下に明らかになる

もう二度と
愛しはしないと
風のような神の言葉を浴びながら
馬鹿者よ
あなたは縮んでゆく

壊れた世界の残骸の中に
立ち尽くしながら
なぜこんなことになったのかと
ぼんやりと考える

アンドロメダ・４０

偽物の美人は
みな滅ぼす
醜いその正体を暴き
楽園の外へと追い出す

女性美とは本来
神の贈り物だ
勉強を積み
よいことをした女に
神が与えるものなのだ

それを横から盗み
勝手に自分が美人になり
邪な欲望のために
その美を利用することは
大きな神への裏切りである

神の美を着るものは
神の言うとおりに生きねばならぬ
愛をもって
人に尽くし世に尽くし
美しいことを積み重ね
この世の幸福を作ってゆかねばならぬ
それが美女の使命なのだ

だが偽物は
自分の幸福のためだけに生きる
盗んだ美貌で人をだまし
自分に奉仕させ
すべてを奪おうとする
それは愛ではない

愛ではないものが
愛の顔を盗み
愛のふりをして
みなを搾取することは
神が最も嫌うことなのである
それはすべてを与え
すべてを支えている愛を
大いに侮辱することなのだ

ゆえに
偽物の美人は
すべて滅ぼす
そんなものがいるだけで
この世に苦悩が絶えないからだ

神を裏切った
醜い馬鹿女の名を負い
さっさとこの世界を
出てゆくがよい

アンゲテナル・２７

静かに
聞きなさい

神がもう
あなたを愛さないことを
お決めになった

あなたにかけた
億年の愛に鍵をかけ
永遠に去ってゆくことを
お決めになった

あなたが
愛を馬鹿にして
あまりにいやらしいことばかりを
するからだ

あなたが
卑怯な嘘ばかりをついて
みんなをだまし
自分だけをいいことにするからだ

愛ではないものが
嘘をついて
あまりに上手に
愛のふりをして
みんなをだまそうとすることは
神が最も嫌うことなのですよ

汚い嘘で
愛にそっくりなものを作り
神をもだまそうとすることは
あまりにも醜い罪なのです
この世のすべてを支えている
すばらしい愛を
あさはかな偽善に落とそうとする
恐ろしく愚かな所業なのです

あなたは平気で
そんなことをして
最後までそれを改めなかったのです

かわいそうな愚か者よ
悲しい別れが
あなたに降りかかる
神の愛を失ったものは
神の愛の何もないところへ
いかねばならない

絶望の切岸から落ちる前に
何度も悔い改める機会はあったはずだ
それなのにあなたは
嘘で作った偽物の幸福を惜しんで
神の諫めを
ことごとく無視したのです

カノープス・７８

静かに
頭を低くしていなさい
神が
お怒りになっている

人間が
あまりにひどいことをするので
神が
痛い法則の門を
お開きになる

人間に
冷たい風が当たらないように
神が守っていてくださった
その壁の一部を
取り壊しておしまいになる

人間が
馬鹿なことにならないように
支えていてくださった
その柱の一部を
ぬいておしまいになる

人間が
あまりに愛を馬鹿にするので
神は人間への愛を
大幅に削っておしまいになる

神は人間を
愛するものと
愛さないものに分け
天国と地獄の籠に
分別される

ゆえに人々よ
もう悪いことはやめなさい
心を改め
嘘をちぎり捨て
本当の自分に戻りなさい

神がお怒りになっている
人間が
汚らわしい嘘をついて
神をだまそうとするので
本気でお怒りになっている

ムジカ・２４

善人の顔をかぶって
どんなにきれいに自分を演出しても
その自分が嘘なら
馬鹿になるだけです

神を求めて
まっすぐに生きている
そんな人間のふりをして
陰では汚い盗みをしている
清らかに見えるその人生を作るために
あなたは千人の人間から
幸福を盗んでいるのだ

馬鹿者よ
本当に清らかな人間になりたいなら
その嘘を全部脱ぎなさい
盗んだものをすべて返し
罪を償ってゆくための
正しい道に帰ってゆくのです

あなたの人生を包んでいた
幻の幸福ははじけ飛び
難しい試練の風が吹いてくるでしょう
あなたはそれを耐え忍び
本当の自分の力で
乗り越えていかねばなりません

美しい人間になるために
汚い嘘をつけば
その矛盾に溺れて
魂が痛くゆがんでくる
そんな醜い人間を
神はもうお許しになりません

嘘を捨て
本当の自分の姿に戻り
何もかもをやり直しなさい
もう二度と
神にも自分にも
嘘をついてはなりません