月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アークトゥルス・70

2022-10-11 04:56:58 | 詩集・瑠璃の籠

大空に
神の鐘が響き渡り
愛の時代の到来を告げた

人々よ
もう帰って来なさい

荒れ野に描いた
幻の都を捨て
愛に帰って来なさい

愚かな不正をやめ
ごまかしをやめ
まことの自分の姿に戻り
すべてをやり直すのだ

神は人々に
小鳥のような問いを投げられる
うそとまことと
どちらをとるかと
そのとき
まことと答えなければ
大いなる神の指にはじかれ
この世を追い出されるのだ

この世は愛の天国になる
まことの自分を生きるものでなければ
その入り口をくぐることはできない
ゆえに
人々よ
うそを捨てなさい

たとえそれが
永遠の城のように
大きなものに見えようと
すべて捨てなさい

真裸の真正直な
ただひとつの自分となり
神の前に頭を下げなさい

大空に
神の鐘が響き渡り
愛の時代の到来を告げた




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アンタレス・43

2022-10-10 04:27:08 | 詩集・瑠璃の籠

繰り返し繰り返し繰り返し
正しい道に戻れと叫んでも
馬鹿は従わぬ

嘘で作った幸せが
消えていくのが寒いのだ
盗んできた美人の顔が
とれるのが怖いのだ

糞の沼に溺れるように
馬鹿はどんどん罪に汚れてゆく
人間の境を超えて
神に嫌われても
まだ暗がりにわだかまり
嘘が本当になる夢ばかり
探している

愚か者よ
これはもうだめだと
多くの愛が
おまえを見放していく
だが
最後の人生が終わるまで
わたしは叫び続けてやろう

石のように閉ざした
おまえの耳を
何度も何度も
たたき続けてやろう

汚い嘘を捨て
本当の自分に戻れと




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スピカ・71

2022-10-09 04:10:42 | 詩集・瑠璃の籠

もう逃げることは許されない
神は待って下さらない

今すぐにでも
その汚い嘘を脱ぎ捨てなさい
盗んだ美貌をかぶって
偽造した自分だけの幸せを
捨てなさい

でなければ
神はあなたを見捨てる
愛を裏切るものとして
あなたをこの世から追い出す

あなたは
すべての愛に見限られ
愛のない砂の地平を
永遠にさまよわねばならない

嘘で作った幸せな人生に
いつまでも居座っていてはいけない
捨てなさい
半身をちぎり捨てるように
痛みに耐え
それを捨てなさい

神があなたを
厳しい目でごらんになっている
これ以上汚いことばかりしているのなら
もう二度と愛さないと
神はおっしゃる

猶予はない
今すぐに決めなさい
嘘を生きるのか
嘘を捨てるのか
自分で決めなさい

あなたの次の永遠を決めるのは
神ではない
あなた自身なのです




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アルヤ・86

2022-10-08 04:43:45 | 詩集・瑠璃の籠

人類はこれから
少し醜くなります
迷いの時代の悪業が
表に出てくるからです

それを嫌がって
盗んだ美貌を使って
霊体を改造し
美しくなろうとする者はいますが
それはあまりにも愚かなことなので
やめましょう

たとえかたちは醜くなっても
自分自身に目覚めれば
心が晴れわたり
激しく眼が澄み
表情が整ってきて
それは良い感じに見えてくるのです

真実の自分の姿は
自分の生を導いてくれる
人間は少し醜くなることで
できることが何倍にも増えるのです

体を使って
汗して働くことも
泥だらけになりながら
悪と戦ってゆくことも
できるのです

本当の姿は
神の愛のかたち
それを見れば
どう生きていけばいいかが
わかる

だから
本当の姿から逃げてはいけません
たとえそれが
今はどんなに醜くとも
すべて受け入れなさい

そしてそこから
いくらでも良いことをしていって
少しずつ自分を
美しくしていくのです




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シルマ・28

2022-10-07 04:42:39 | 詩集・瑠璃の籠

悲しい結末が
透明な布のように
あなたに覆いかぶさる

嘘を捨て
真実に帰れと
愛が何度いさめても
あなたは聞こうとしなかった

寒い冗談の陰に
触れてはならぬ傷を隠して
すべてをごまかそうとした
あなたから
もう愛が離れてゆく

あなたは最後まで
とうとう飛ばなかった
糞臭い石の幻を捨て
自分の翼を信じて
神の胸に飛び込んでいけば
そこに永遠の喜びがあったものを

あなたは自ら
神を捨てたのだ
かわいそうな馬鹿者よ

つまらない映画を
見せられたかのように
神が深いため息をついて
去ってゆく

とうとう最後まで
あなたは信じなかった
死を突っ切って生きていける
本当の自分の力を
信じなかった




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アラドファル・34

2022-10-06 04:41:01 | 詩集・瑠璃の籠

もうすぐやってくる
永遠の薄闇の幕が
あなたの上に落ちてくる

孤独と後悔の水に
心を浮かばせ
ぼんやりと漂うことしかできない
あなたの永遠が始まる

自分だけの幸福を守るために
すべてを犠牲にしようとした
あなたから
すべての愛が去ってゆく
もうだれも
あなたを愛さない

その運命の棺が
あなたを収容する前に
自分を捨て
自分をとりなさい

エゴを捨て
愛をとりなさい

嘘を捨て
真実をとりなさい

逃げることは許されない
神はもう
人間の迷いを許さぬのだ
愛に生きることを
はっきりと誓わない限り
あなたは神にはじかれ
天国の門から閉め出される

もう迷っている暇はない
今すぐ決めなさい
エゴと愛と
どちらをとるのか
今はっきりと
自分で決めなさい




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ミンタカ・35

2022-10-05 04:53:46 | 詩集・瑠璃の籠

美しい人になりたいなら
美しいことをしなさい

美しくなるために
他人から見栄えを盗んで
自分にかぶせることは
あまりにも醜いことだ
自分さえよければ
他人のことなどどうでもいいと
思っていることだからだ
そんな心が
美しいはずはない

もうやめなさい
ずるいことをして
自分ばかり美しくするのは
そんなことをすればするほど
本当の自分が
醜く老いてくる

すべての真実を
まっすぐに受け入れ
本当の自分に帰りなさい
正直な自分の姿に戻りなさい
そして心を改め
みなの幸福のためにまじめに働く
良い人になってゆくのです

自分を美しくするよりも
人を美しくしてあげなさい
そうすれば愛が自分に返ってきて
自分も美しくなってくるのです
そうして
清らかに美しいことを
積み重ねていきなさい

そうすればあなたは
いずれ神の目も喜ばすほど
美しい人になることができるのです




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サビク・73

2022-10-04 04:49:20 | 詩集・瑠璃の籠

罪も影も
すべてを飲み込み
本当の自分を受け入れなさい

愚かなことをした自分を
まっすぐに認め
すべてを正直に償っていくと
神の前に誓うのです

あなたが今苦しいのは
逃げられない自分から
逃げ回っているからです
それがゆえに
大きな矛盾の怪物に飲み込まれ
終わらない回転地獄に
さいなまれているのです

そこから助かる方法は
ただひとつ
自らそこを出てゆくことです
逃げるのをやめ
本当の自分に目覚め
まことの道に帰ることです

自分を救えるのは
自分だけなのです

無知の闇に甘え
忘却の沼にすがり
嘘に逃げようとする自分を
許す自分と決別しなさい

癌に侵された片腕を
ちぎり落とすように
怠惰な自分を捨てなさい

そうすれば
天国への道が開く
愛に向かって
美しい自分を投げかけていく
すばらしい自分自身に
なることができるのです




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ミザール・8

2022-10-03 04:55:13 | 詩集・瑠璃の籠

苦いことになりきる前に
自分をなんとかしろ
その汚い嘘を全部捨てて
本当の自分に戻れ

神は人類を切り分け
嘘に病むものは全部
絶望の籠に捨てるおつもりなのだ
神に捨てられれば
すべては終わりなのだぞ

神の愛を失い
人類の美しい未来を失い
すべてに嫌われて
冷たい孤独を抱いたまま
虚無の岸辺をさまよわねばならないのだ

そうなる前に
自分をなんとかしろ
自分でなんとかしろ
おれがやってやりたくとも
おまえが自分でやらなければ
何にもならないのだ

おまえを闇から救えるのは
おまえだけだ

半身を引きちぎるように
嘘をちぎり捨てろ
それですべてを失っても
おまえにはおまえがいる
そしておれがいる

おまえが
自分を捨て
自分を手に入れたとき
おれはおまえを
大いに助けてやる
全部教えてやる
だから来い
こっちに来い

嘘を全部捨てて
こっちに来い




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ゲンマ・91

2022-10-02 04:45:14 | 詩集・瑠璃の籠

苦手なことを
無理してやって
自分を矯めてしまうでない

おまえには
おまえにあった
すばらしいことができる
自然に自分でいるだけで
愛がふくらんでくる
おまえはとても良いものなのだ

他人ばかり見て
自分を見失うではない
他人になりたがって
嘘をかぶり
本当の自分を馬鹿にするでない

それは
神が下さった
一番良いものを
暗い馬鹿にしてしまう
とても愚かなことなのだ

他人と比べて
自分を馬鹿にするでない
自分を見なさい
自分にも
他人にはない
とても良いものがあるはずだ
珠玉のように
それを大事に育てていけば
おまえはそれは美しいものになれる

輝く太陽のように
他に類をみない
すばらしいものになることができる




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