五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

空を仰ぐ

2007年09月25日 | 第2章 五感と体感
中秋の名月

今朝の横浜は、雨がぱらつき、月を眺めるのは無理かと思っていましたが、日中空を仰ぐ余裕も無く動き回り、夜の十時半頃急に思い立ち、窓から空を見上げました。

満月はあと二日先。少々左が欠けたお月様が、白くはっきりと輝いています。

古の人々は、この月明かりで秋の夜長の虫の音を愉しんだのでしょうか。

私といえば、家中の電灯をつけ、ごそごそと衣服の整理。
今やらねばいつやる。。。思い立ったら吉日。明日のこと、次のことをついつい考えて行動していまいます。この性分は、自分の一面でもあり、もともとボンヤリした性格にもかかわらず、親にしつけられたことが身についてしまったような気もします。
とにかく「事を忙しくする貧乏性と」いってもいいかもしれません。

片付け物が終わり、時計を見ると10時過ぎ。

お風呂に入り、さっぱりしたところで一杯の水を飲み、南の空を仰ぎました。
私がごそごそと動き回ろうが、静かに本を読もうが、お月様は、そこに在ります。
変わらず、そこに在るものなのです。

窓を開け、パソコンに向うと、いろいろな虫の音が聴こえてきました。

千年前も、今も、自然がつくりだした心落ち着くものは何も変わらないと思うと、貧乏性の私も、少しは気分が沈静化するように思います。

そして、「変わらずに在るもの」を見ようとすると、私の心が見えてくるようです。

白く輝く中秋の名月を日付の変わらぬうちに再び仰ぎ見、暫し瞑想でもいたしましょう。

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