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五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

見えてくるもの

2007年09月02日 | 第2章 五感と体感
この夏は、大切な人との別れから始まり、そしてその人の魂が私の「身体に宿る柱に」スンと納まることで、夏が終わりとなったような気がしています。

今日は、そんな「身体に宿る柱」にスンと納まる、身体に良い体感を味わってきました。

泣く、という感情表現はとても大切なことだと思います。
もらい泣き、悔し泣き、悲しくて泣く、恐怖、不安からの涙、そして、歓びの感動から溢れる涙、いろいろです。
涙は、言葉では表わすことの出来ない心の情景とでもいえるかもしれません。

この2ヶ月間、数ヶ所で、その方との別れを悼むミサ(カトリック)に与かり、同時に自分の心を見つめてきました。
今日の追悼ミサはその方が生まれ育ち、司祭として巣立った教会で行なわれました。

御聖堂には、ご両親、ご姉妹、そして共に育った人々、育てた人々、それぞれの強い想いと祈りが込められ続けています。
やはり、違うのです。他の御聖堂とは違う感覚を、入った瞬間に感じました。
でも、それは特別なものではなく、静かで安らかで、安定した空気感なのです。
観想修道会の御聖堂で感じるものと同じようなものでした。

そして、人々の呼吸と共に魂が一つになる不思議な体感を覚えたのです。

これは、あくまでも私の体感から来る「自己概念の再構成」といわれるものなのですが、
その体感が、ほんとうに私を泣かせてくれました。
気持ちが良かった・・・。
涙が心を浄化するって、このことなのか、、つらつら想い帰路につきました。

夏の終わり。
秋の始まり。
そして、待降節へと導かれていきます。

心と身体が、スンと納まり、また前を向いて歩いていくとしよう。
過去でもなく、未来でもなく「今」を見据えて。

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