五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

反省はほどほどに

2014年12月20日 | 第2章 五感と体感
自分の心の限界を何かに転嫁しようとするのは人の生き延びる術でもありましょう。
かくいう私も、常に何かを理由に自分の課すべきものを回避している節もあり、回避していることに気付いていないことも多々ありそうです。

自分の傾向に気付かず、無意識に使っている言葉も沢山ありそうです。

ふと、それに気付いたりすると、とんでもなく恥ずかしくなったり、罪悪感に苛まれたりすることがあるのですが、気付きと云うのは問題勃発の渦中には訪れないことのほうが多いようです。

体験した現象を吟味する機会は、後になってから訪れるものであり、体験した記憶を思い起こすと自分にとって印象の強い事ばかりが思い出され、時間が経てば立つほど、イメージが強くなってしまう事もありそうです。

反省はほどほどに、楽しく集中できる事に気持が向けられたら、少しは自分の器も大きく成長していく事でしょう。

時々自分に降ってくる罪悪感は、人に与えられた不安感の一つであり、罪悪感が無くては人の成長もあり得ません。

不安感は人の本質です。

不安感があるからこそ、平安感や幸福感がどういうものか解るのです。

冬至の季節は、光を待つ意味という意味とキリストの降誕が重なっています。
一年で一番日の短い時期であるからこそ、闇から光を意識する思索を深めたいものです。

神学的には永遠普遍で愛そのものの魂には限界はありませんが、愛そのもののである魂を通して語られる人の言葉はその人の背景から表現される尊いものです。

待降節、静かに光を待つ心の平安を意識しつつ。


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