繁華街から離れると夜の闇は当たり前の事です。街から離れ、家の数が少ない場所に行くと、夜の闇はもっと身近なものになります。
今年は、琵琶湖の旅に重点を置きました。
湖岸に沿う夜の灯が印象的でした。
高い建物が無いので、灯が横一列に並びます。宝石のネックレスを横に並べた様な感じです。
対岸の灯の連鎖を眺めながら、夜の光はこの程度が身の丈だ、と思いました。
夜の闇を引き裂くようなイルミネーションは、私のDNAの記憶に組み込まれていないせいか、あまり心地の良いものではありません。
一本の蝋燭の灯は、光の憧れを強めますが、それ以上の光を望むと、尊い灯が返って遠のいてしまうように思います。
先日の冬至は、朔月でした。
本来ならばいつになく闇の深い冬至であったことでしょう。
闇の冬至を体感したくて、外に出てみましたが、街の明かりがその体感を感じさせてはくれませんでした。
光だらけの街に居ては、光の無い闇を経験することはできません。
手の届かない遠くのものに手を合わせることは、無限の可能性を感じる喜びに繋がるように思います。
「憧れとは、川の流れのようだ」三島由紀夫が書いた「花ざかりの森」の一節をふと思い出したクリスマスイヴです。
☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。
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湖岸に沿う夜の灯が印象的でした。
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先日の冬至は、朔月でした。
本来ならばいつになく闇の深い冬至であったことでしょう。
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光だらけの街に居ては、光の無い闇を経験することはできません。
手の届かない遠くのものに手を合わせることは、無限の可能性を感じる喜びに繋がるように思います。
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