五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

縄文のかたち:法螺貝編

2015年05月05日 | 第2章 五感と体感
出羽三山神社を詣でた際頂いたパンフレットにホラ貝を吹く修験者の写真が載っていました。今まで吉野や熊野三山を詣で、その上数ヶ月前に父がホラ貝を手にしたため、何となくホラ貝を吹くときの持ち方が頭の中に記憶されていたのですが、何か違和感を感じました。
もしかしたらパンフレット掲載用のポーズかとも思いましたが、ふざけるようなパンフレットでも無いので父に問い掛けてみました。
すると、違うそうなのです。持ち方が。
出羽三山は、他とは違うのだそうです。

ホラ貝を右方向に高めに上げ、ホラ貝の開いた口側を上に向け、高々とした感じで吹くようなのです。

何となく原始に近いような印象を持ちました。

音の出るものを高々と崇め、威厳的な立ち姿は、色々な情報が詰まり、そして戒律的な中で修験を極めようとする雰囲気とは少々違う印象なのです。

もっと、自然に近い。

これが東北の縄文的な大らかさの名残であるのかもしれません。

出羽は、明治以降陸奥の国から分離され、出羽国は秋田と山形、二県から成ります。東北の国々から分離され、本来出羽国の歴史は奈良時代に遡ります。つまり、明治時代になり、改めて明治政府が東北[蝦夷]を陸奥と出羽に分けたのは神仏習合の習わしと分離に対して何らかの特別な措置を取ったからなのでしょうか。だとすると、原始の形が断たれることなく、そのまま続いてきたとするとさもありなんのようにも思います。(これは私の勝手な推測です)。
秋田には白神山地があります。出羽三山、白神山地、そして鳥海山。
北前船の大切な拠点もあり、北海道を開拓するためにも特別な配慮も必要だったことでしょう。
江戸時代においても関ヶ原の合戦で活躍した酒井家が代々治めていました。
鶴岡市内は、明治以降にハイカラな西洋風の建物が建てられ、豊かで落ち着いた城下町でもあります。

日本を隈なく歩くには時間が足りません。。。


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