五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

阪急マルーンという色

2015年07月30日 | 第2章 五感と体感
阪急マルーンという色2015年7月30日

「阪急電車の色が大好き!あの茶色、良い色よね~」と、言うと「茶色なんて言っちゃだめ~、あの色はマルーンよ~」と、教えて頂きました。

調べてみると、
正式名は「阪急マルーン」。

あの茶色とも紫ともあずき色とも見えるあの色は、阪急のシンボル色として大切にされているようです。

山の手気分を味わい、最近の東京では出会わない上質な生地の服を着た人が背筋を伸ばして乗っていることがあるのです。先日も白い地模様の素敵なフレアースカートの嬢さんがホームを歩き、涼やかに通り過ぎていきました。品の良い花柄のワンピースを着た中学生らしきお嬢さん二人が、宝塚のパンフレットを覗きこみながら嬉しそうに語り合う光景も微笑ましく。。。
今回は叶いませんでしたが、宝塚音楽学校音楽学校の学生さんなんぞを見掛けようものなら、ウキウキ気分が盛り上がり目を離すことが出来なくなります(笑)

阪急マルーンという色が醸し出してきたイメージは、長い年月をかけて乗車する人々のアイデンティティをも構築してきたことは、確かなようです。

関東で言うならば、東急電車がそれに値するように思って長年愛着持ちながら利用していましたが、電車の線路が延びれば延びるほど、乗客の個性が無くなってきました。電車利用客の固有化という点で見てみると、阪急電車は、固有の特色を未だ持っているということになりそうです。

公共の場での心身を正す感覚は、スマホいじり自分の世界だけに埋没していたら身につくわけがありません。
人に見られ、「あら、素敵ね。」と、思う場面が激減した昨今、阪急電車にはかろうじてその光景が残っているようにも感じ、阪急マルーンの品ある色を益々愛おしく思うのであります。

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ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。

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