成熟という表現 2015年7月8日
バブルの全盛の頃、確かに仕事は楽しかったです。ポストモダンが流行り、国内外の有名な建築家が日本の都市で自由で贅沢な建物を表現し、発表する場としての日本は、世界からも注目されていました。それぞれの都市がその頃建てた建造物を街の象徴としてアピールし、以降時を経て今に至っているのです。
私自身その時代の只中を歩んできたせいか、今はよりシンプルなものに五感が傾きます。
インフラが整備される中、1964年の東京オリンピックの頃に建てられた諸々の建造物、新宿の都庁、東京湾の埋め立てによる都市開発、横浜みなとみらい、派手さのある建物が建ち出す時代に私は育ちました。その時代からバブル崩壊、さらにリーマンショックが起こり、世界の経済が停滞しつつも日本は豊かな才能を持つ人材が育ち、それなりに成熟してきました。
私の父の仕事の関係で、日常の会話は建設関連の話題が当たり前でした。発展途上国の人材育成のため、海外からの留学生の面倒も見ていたし、住んでいた社宅の広大な敷地には、地質調査の土山や、巨大なダムの模型があり、そんな風景を眺める日常は、もしかしたらそこに住む私達だけの日常であったのかもしれません。
そのような時代の流れを生きてきた私は、この度話題になっている国立競技場の設計デザイン内容と巨額な予算には、呆れた感情を抱いています。
この時代に、関係者がかつての東京オリンピックと同じ土壌で立っている事は、せっかく築き上げてきた日本の成熟を台無しにしていると思えるのです。
「これが成熟した日本を見せるに値する表現なのだろうか?」
利権と既得権ばかりが先行し、とある権力者の一声だけで決まることに、日本の成熟度はまだまだなのだと思うことに口惜しさを感じます。
高度成長期に生まれて育ってきた世代は、洗練とは何か?成熟とは何か?がより判別できる世代でもあるはずです。関わる人材の頁もそろそろ数頁捲る時期なのではないでしょうか。
そろそろ成熟した日本で海外の人々をおもてなししたいものです。
☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。
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私自身その時代の只中を歩んできたせいか、今はよりシンプルなものに五感が傾きます。
インフラが整備される中、1964年の東京オリンピックの頃に建てられた諸々の建造物、新宿の都庁、東京湾の埋め立てによる都市開発、横浜みなとみらい、派手さのある建物が建ち出す時代に私は育ちました。その時代からバブル崩壊、さらにリーマンショックが起こり、世界の経済が停滞しつつも日本は豊かな才能を持つ人材が育ち、それなりに成熟してきました。
私の父の仕事の関係で、日常の会話は建設関連の話題が当たり前でした。発展途上国の人材育成のため、海外からの留学生の面倒も見ていたし、住んでいた社宅の広大な敷地には、地質調査の土山や、巨大なダムの模型があり、そんな風景を眺める日常は、もしかしたらそこに住む私達だけの日常であったのかもしれません。
そのような時代の流れを生きてきた私は、この度話題になっている国立競技場の設計デザイン内容と巨額な予算には、呆れた感情を抱いています。
この時代に、関係者がかつての東京オリンピックと同じ土壌で立っている事は、せっかく築き上げてきた日本の成熟を台無しにしていると思えるのです。
「これが成熟した日本を見せるに値する表現なのだろうか?」
利権と既得権ばかりが先行し、とある権力者の一声だけで決まることに、日本の成熟度はまだまだなのだと思うことに口惜しさを感じます。
高度成長期に生まれて育ってきた世代は、洗練とは何か?成熟とは何か?がより判別できる世代でもあるはずです。関わる人材の頁もそろそろ数頁捲る時期なのではないでしょうか。
そろそろ成熟した日本で海外の人々をおもてなししたいものです。
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