五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

奈良の春

2018年03月14日 | 第2章 五感と体感




奈良の春                     2018年3月14日

奈良の東大寺二月堂の修二会のお松明は本日までです。
お水取りが終わると、春がやってくる。
と云われる通り、日に日に水分が含んだ空気となり、花粉も益々混じって空気に色が付いてきました。

春霞たなびきにける久方の♪
頭(こうべ)を上げて、蒼い天を仰ぐと雲に乗った天女が楽を奏でて、富士山に天女の羽衣が舞うかのごとく、自在に動き回っているのが見えてきます。

二月堂の修二会の期間は、私にとってもとても大きな行事です。
二月堂から東大寺本堂の後ろの講堂跡に続く小路で、巻子を持って草履をパタパタさせながら、走っている自分が蘇ってくるので、自分の内に宿るDNAがふつふつワクワクしっぱなしなのです。講堂跡に立とうものなら、地霊のような地力に確信めいたものが身体に伝わってくるのです。
私の父方は、もともと岡田という姓であり、現在の香川県琴平電鉄の岡田の駅周辺が、私の父方の祖先が長曾我部に追われるまで領主として住んでいた場所だそうです。追われて徳島に移りました。地名だけが現存しているのは、ありがたいことです。
長岡京で空海を教えた人物の一人が、岡田の庄出身の学者であることも、空海を身近に感ずる一つなのです。
学びに学んだ空海の魂を感ずるからでしょうか?それとも、どこかの小僧が私だったのか、それはよくわかりませんが、兎にも角にも東大寺という大きな学び場は、私にとっての魂の故郷であるのです。

空海と関わっていた人が祖先に居るのは確かなようなので、自分の遺伝子の記憶が蘇ることを信じたほうが、楽しいし、ますます奈良時代の学びが面白くなるのです。

奈良の春。
新年度の仕事前に大津唐崎の勉強会を終えたら、東大寺本堂のお釈迦様に甘茶を掛け、三輪に向かう予定です。吉野の桜も楽しめたら幸いです。
そのことをご褒美に、3月はかなり気張らなあかんことがあります。
しばらくは、気張って気張って気張ります~


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表装作品展のお知らせ

日程:3月18日日曜日~31日土曜日12時まで 
場所:銀座プロムナードギャラリー (銀座三越下から東銀座の地下通路ギャラリー)に展示します。

今回私は、赤ちゃんや子供の手型や足型を和紙に取ってもらい、記念の御軸を中心に展示します。
銀座に寄ることがありましたら、お散歩ついでに通路ギャラリーを歩いてくださると幸いです。


公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座

2018年4月2日 鎌倉腰越講座
2018年3月20日 つつじが丘勉強会

4月6日~8日 琵琶湖 唐崎講座


NPOキュール講座 
東急セミナーBE講座

2018年3月16日13:30~15:30雪谷校
   3月23日10:30~12:30たまプラーザ校

3月18日 東急セミナーBE雪谷校にて 13時~15時まで
子育ての中の保護者のための生き甲斐の心理学講座を行います。




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