篤姫の決意 2018年3月26日
桜満開の日曜日は、我が家での勉強会。お花見日和にもかかわらず、日曜の午後を我が家のリビングで過ごしてくださった皆様、ありがとうございました。
我が家の庭は、萩のために庭の真ん中を開けているため、ただ今すっぽりと抜けています。庭の端っこに雪柳が咲いているだけで、ようやく出てきた紅葉の新芽が何とはなしに赤い色を殺風景な庭に色を添えています。
夏なると群生しているミズヒキやドクダミが咲くので、それまでは、茶色い土から緑色の雑草の色の変化を楽しむくらいです。
本来ならば、庭の真ん中に植えたかったソテツは、植え替えができないくらい大きくなり、これもまた庭の端に大きく葉を伸ばしています。
そのソテツの葉は、キリスト教の行事にも大変大事な役割を持っています。
今度の日曜日4月1日が復活祭であり、今週は聖週間となります。水曜日には枝の主日といって、キリストが聖地エルサレムに入場する際に、民衆が棕櫚の葉を仰いで迎え入れたことにちなみ、日本ではソテツ葉を祭儀に使います。
そして、聖木曜日は、最後の晩餐。聖金曜日に十字架に付けられ、聖日曜日に復活し、その日を祝うのがイースター(復活祭)です。
そして、ソテツと云えば、鹿児島。鹿児島と云えば、大河ドラマの「西郷どん」です。薩摩藩の庭にはソテツが欠かせません。
幼い頃は、寺の境内に必ずといって植わっていたソテツがあまり好きではありませんでした。子供心にソテツに違和感を感じていたのだと思います。
最近は、大きく株を増やしたソテツの形状が好きで、好みの変化を感じます。
松も然り。
若い頃好きでなかったものが、好みになることに人生の面白さがあるのかもしれません。
昨日の西郷どんは、このドラマの見せ場の一つだったに違いなく、篤姫が決意を固め、帝王学を発揮したことを表現するにとても上手な脚本であり演出でありました。
自分が覚悟した役割をいざ遂行しようする思いが、とても美しく描かれていました。さすが、大御所の女性の作家、脚本家コンビならではであり、男性には想像できない心の動きでもあるようにも思いました。
聖週間という週に、篤姫の決意を描かれたことも、私にとっては何かの意味があるのだろうな、と、思いつつ、昨日の勉強会のテーマであったチベット仏教「死者の書」の一節、「心変わりの無い心・良い事に専念したいという心・慢心」を改めて考えさせられる夜でもありました。
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表装作品展のお知らせ:
江戸表具を愛する会
銀座プロムナードギャラリー
地下鉄銀座駅(銀座三越下)~東銀座方面までの地下通路ショーウィンドー
2018年3月18日日曜日~3月31日土曜日13時まで
歩きながら観るギャラリーですので、在廊はしません。
銀座に行かれるついでに寄っていただけると幸いです。
今回は、孫の手、孫の足シリーズです。
友人へのお祝いの品として、記念の御軸を仕立てました。
お渡しする前に、銀座でお披露目です。
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公開講座のご案内
ユースフルライフ研究所 講座
2018年4月2日 鎌倉腰越講座
2018年4月17日 つつじが丘勉強会
4月6日~8日 琵琶湖 唐崎講座
NPOキュール講座
東急セミナーBE講座
2018年4月20日13:30~15:30雪谷校
4月27日10:30~12:30たまプラーザ校