琵琶湖の畔で 1 2018年4月11日
滋賀県大津市の唐崎にて二泊三日の勉強会が無事終わりました。
参加者の皆様と琵琶湖の水面を眺めながらのんびりと過ごしました。
今年で5年目5回目の勉強会。
毎回行ってきた二日目の午後の散策で、大津を中心とした名所旧跡を巡ってきましたが、今年は、琵琶湖の遊覧船ミシガンに乗りました。
春の穏やかな暖かさであればよかったのですが、冷たいくらいの寒さで、少々霞もかかっていましたが、三上山、別名近江富士や対岸もしっかりと確認でき、船室の窓から80分間の遊覧を楽しみました。
(琵琶湖の遊覧船 ミシガン)
勉強会会場である唐崎修道院の隣に、別の修道会「レデンプトール」があり、その敷地は広大で、江戸時代に設えられた灯篭がそのまま遺されており、船着き場の階段付近は葦が生えていて、昔の風情を想像できる貴重な場所でもあります。
灯篭と桜の先の琵琶湖を眺めながら、旭日を拝みながら太極拳をするのが、毎年の私の楽しみでもあります。心身が整い、心が鎮まるのを身体から感じると年度末までの慌ただしさから解放される統御感も湧いてきます。
年度の切り替えの時期に、敢えて琵琶湖で勉強会を行う事は、この体感を経験して心身を整える目的も含めています。
勉強会に参加された方々が、その人なりの統御感を体験して頂けるだろうという、期待を籠めて開催しています。
お隣のレデンプトール修道会の敷地のお隣は、唐崎神社です。
1581年に植えられた二代目の松が、残念ながら寿命を迎え、生きている枝を残して大半が切られていました。みたらし団子屋の女将さんが「寂しい」と、身を切られるような思いで発せられたのが印象的でした。
2017年に新木が植えられ、この松が育つのをどのくらい自分は見届ける事ができるのだろうかという思いは、唐崎の松と共に生活している人々にとってみたら、もっと強いものでありましょう。
私自身、どのくらい見届ける事が出来るかは、解りませんが、出来得る限り松の成長を見守ってゆきたい情動に駆られています。
琵琶湖の畔にて「1」
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