五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

防衛機制を考えてみる 其の七

2019年08月06日 | 第3章 無意識の世界

photo 京都仙洞御所  kyoto sentougosho

14の防衛機制

置き換え

生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制(フロイト)

このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。

「防衛する」ための自分の心と身体の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動に繋がります。

ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
『抑圧・抑制・昇華・合理化・感情転移・
置き換え・知性化・退行・逃避・同一化・
摂取・投影・反動形成・補償』

今日は、置き換えをテーマにします。
防衛機制「置き換え」


テキスト93ページ引用
置き換え:
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎いの心理。
あるいは理科教師に好意を持つ生徒が理科が好きになる事」

好きな芸能人が着ている服や見ている映画までも
好きになったり、
嫌いな人の持ち物を見て、それにすら嫌悪を感じたり、
置き換えという防衛機制は、日常の心の動きに
何度も登場するように思います。

自分の見えている世界が、もう少し広がっていくと
目の前の対象に執着している自分に気付くのでしょうが、
人生の過程において、
置き換えは、何かを学ぶときに、
集中するには有効な防衛機制でもありましょう。

夢中になって聞いた音楽、大好きな作家の本、
舞台や映画等、ミーハー的に追い求めたことも
置き換えの懐かしい思い出でもあります。
私自身、未だにそういう傾向はありますが。。。

いつまでたっても置き換えをしながら生きていると、
幼稚性から抜け出せない事もあるかもしれません。
自分が夢中になっている事が、自分の現実に即しているかを
測るために、時々立ち止まることも大事なことです。


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「生き甲斐の心理学」

公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座

2019年 9月3日 鎌倉腰越勉強会
お知らせ:
ユースフルライフ研究所主宰者植村高雄先生が
体調不良のため、鎌倉腰越勉強会は、私が担当致します。
現在各講座は、私が代行しています。代行する講座に関しましては、
各講座関係者と打ち合わせしながら行っている状況です。
回復復帰まで暫くお待ちください。

2019年9月11日 小金井勉強会
小金井・桜町病院の修道会 修道院が会場です

4月5日~7日  二泊三日 
琵琶湖の畔でのんびりと 唐崎勉強会  終了

7月13日~15日 二泊三日
宝塚 売布神社のお隣の修道院にて勉強会 終了

10月11日(金)~13日(日)
東京 町田勉強会 会場:マリア会修道院


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NPOキュール「 ♯生き甲斐の心理学 」講座
 
東急セミナーBE講座
2019年 8月16日  13:30~15:30雪谷校
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2019年4月9日第1回 聖心の布教姉妹会 聖マリアの家「生き甲斐の心理学講座」
   5月14日第2回
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