五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

防衛機制を考えてみる 其の十一

2019年08月12日 | 第3章 無意識の世界

photo 京都迎賓館 京都御所 kyoto kyotogeihinkan kyotogosho


14の防衛機制
摂取

生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制(フロイト)

このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。

「防衛する」ための自分の心と身体の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動に繋がります。

ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
『抑圧・抑制・昇華・合理化・感情転移・
置き換え・知性化・退行・逃避・同一化・
摂取・投影・反動形成・補償』

今日は、摂取をテーマにします。
防衛機制「摂取」


テキスト97ページ引用
摂取:
「自分の中に自分以外のものを取り入れて
心の安定を図る事」

例えば、
「高村光太郎が作った彫刻を懐に入れていた妻智恵子※」や
我が子を摂取する、こともありそうですし、
お守りを常に持ち歩く事も摂取でしょう。

幼い子供が、お気に入りのタオルを常に
持ち歩いている事も摂取でありましょう。

この時世、スマホを常に持って生活している事も
摂取でありましょう。一昔前は、お財布さえ持っていれば、
なんとかなる。。。と言いながら、出掛けたものですが、
ここ10年は、スマホさえ持っていれば
何とかなる。。。という風潮になっているようにも思います。

スマホを持たないで出かけると
不安に感ずることは、摂取の証であるかもしれません。

摂取に依存することも生き抜くための知恵ですが、
執着しすぎると、健康を害することもありそうです。
摂取もほどほどにしながら、
持たない暮らしを目指したいものだ、、、と、
個人的には思う今日この頃です。。。


※印掲載箇所に間違いがありましたので、修正致しました。
ご指摘くださった方に感謝申し上げます。


・・・・・・・・・・

「生き甲斐の心理学」

公開講座のご案内

ユースフルライフ研究所 講座

2019年 9月3日 鎌倉腰越勉強会
お知らせ:
ユースフルライフ研究所主宰者植村高雄先生が
体調不良のため、9月の鎌倉腰越勉強会は、私が担当致します。
現在各講座は、私が代行しています。代行する講座に関しましては、
各講座関係者と打ち合わせしながら行っている状況です。

退院の目途がつき、
現在、回復に努めて、養生中です。
各方面の皆様に、ご心配をおかけしておりますが、
当面は、私が窓口となりますので、宜しくお願い致します。


2019年9月11日 小金井勉強会
小金井・桜町病院の修道会 修道院が会場です

4月5日~7日  二泊三日 
琵琶湖の畔でのんびりと 唐崎勉強会  終了

7月13日~15日 二泊三日
宝塚 売布神社のお隣の修道院にて勉強会 終了

10月11日(金)~13日(日)
東京 町田勉強会 会場:マリア会修道院


//

NPOキュール「 ♯生き甲斐の心理学 」講座
 
東急セミナーBE講座
2019年 8月16日  13:30~15:30雪谷校
2019年 8月23日  10:30~12:30たまプラーザ校







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする