五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

立春間近にブリューゲル

2025年01月29日 | 悔いのない人生とは?

母が描いたアッシジの聖フランシスコ


立春間近にブリューゲル 2025年1月29日

2025年の元旦から、大忙しの一月が過ぎようとしています。
2月まであと三日ありますが、やるべき事柄が、山のようにあり、
相変わらず、黙々と仕分けながら一日を駆け抜けています。

私の実家のダイニングに、母が飾ったブリューゲルの「バベルの塔」が
掛けられています。
ここ数年、このバベルの塔がやたらと気になっています。
随分前に、この絵を見るために、行列に並びました。
大きな絵ではありませんが、バベルの塔に出入りする人々が
細かく描かれているので、いつまででも見てはいられますが、
何しろ、大混雑の上に実物を観ることができるという状況下、
流れるようにしか見ることができませんでした。

人間が富を得、好き放題に築き上げてきたバベルの塔を
或る時、神様が一気に壊します。
人間の欲や、モラルの有無を考えさせられる
聖書の一節をブリューゲルが描いたわけです。
人間の数が増え、一塊の人々が支配しだすと、
必ず戦いが起きます。
巨塔の崩壊は、人間に与えられた罪を顕わにし、
新たに始まらせるための神様の仕業なのでしょうが、
これは、生き物のDNAに組み込まれた生存継続の仕組みであるのだろうな
と、つらつら思うのです。

旧約聖書には、繰り返す人による秩序の崩壊を
明快に書いてあります。
身をもってそのことに気付いている人がほんとうの知恵者というのかもしれません。

幸福感を得たい人間の願望を大前提に、
どのような人が知恵ある人かが、あいまいな時代となってきた中、
自分はどう生きるかを、改めて意識化しておいた方がよさそうです。
実存主義的に哲学できる心の余裕をもって生きたいものです。

亡くなった母が、生前無意識に掛けた絵の印刷なのでしょうが、
食卓に向かうと必ず目にする場所に掛けるとは、母らしいです。
死んでも生きるとはこのことだと、感ずる今日この頃です。


●講座予定●

講座スケジュール
目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第1金曜日
2025年 2月7日(金)
13:00-15:00

目黒カルチャースクール
アンセルモ教室
第3金曜日
2025年2月21日 
12月はお休み
13:00-15:00

あやの会「生き甲斐の心理学」
場所:篠原地区センター
時間:12:00-15:00
日程:2025年3月11日㈫
(綾子塾は、限定メンバー制)

メンバー制勉強会
月組 2025 3月24日㈪
星組 2025 2月    日㈰

9月27日~29日あやの会
宝塚講座 メンバー制   終了
2025年9月26日~28日予定

○○○○

ユースフルライフ研究所の講座日程

通信講座生対象;
生き甲斐の心理学
場所:アトリエK 講師 越 綾子
(公開講座)定員に達し受付は終了
時間:12時45分~15時45分
日程:第4木曜日2025年2月27日㈭

★植村先生の講座

1町田勉強会「会員限定」
日程:2025年第1週2月4日㈫

2町田勉強会「会員限定」(宗教心理学・小金井から移動した教室)
日程:2025年2月17日火曜日

応援している雑誌 TRANSIT66号 台湾特集発売中


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