五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県 山元町・ストロベリーロード

2012年02月03日 | 第2章 五感と体感
山元町N0.4

北半球が寒気に包まれ、寒い寒い節分の朝を迎えました。

今日は、鬼は外!福は内!!と大きな声を出して豆まきをします。

山元町の山を越えた町はきっと先週よりも雪が積もっているのではないでしょうか?
皆様、風邪はひいてませんか?

山元町には、常磐自動車道のほかに、南北を貫く道路は三本あります。西側(山側)には通称アップルラインの東街道、町の中央を南北に貫く国道六号線、そして常磐線よりも海側(東側)を走る相馬亘理線、通称ストロベリーラインです。

巨大津波は町の真ん中を走る国道6号ぎりぎりのところまで津波が迫りました。津波が国道6号線を越えてしまったところもあります。
そして、ストロベリーラインと呼ばれている相馬亘理線は、津波の直撃を受けました。
そのストロベリーラインには、今、瓦礫を山と積んだ大きなトラックが走っています。
トラックが私の横を通った時に初めて「トラック大きいんだ」と思いました。少し離れた所から見る限りでは大きなトラックが小さなトラックに見えるのです。そのくらい被災した土地が広いのです。

通称通り、山元町は林檎と苺が名産です。
ささえ愛山元さんで頂いた林檎は甘くてシャリッとした食感で、林檎好きの私には堪らない美味しさでした。山元町自慢の林檎の味はほっきめしと同じく忘れられない味となりました。
でも、食卓には苺はありませんでした。

東北の湘南と云われる山元町は燦々と降り注ぐ太陽を生かし、苺栽培のビニールハウスが並んでいたそうです。それがすべて無くなってしまったのです。

私達が訪れた先週の段階では、平坦な土地に数件のビニールハウスが見ることができました。

私が住まう横浜のスーパーにも今年は苺の入荷が少なく、例年なら毎日頂いているのですが今年は毎日と云うわけにはいきません。これだけ福島や宮城に果物や野菜を依存していたのかと意識化する一年でもありました。ビニールハウスがどんどん建てられて栽培ができる体制に早くなりますよう…。苺の復活も心待ちにしています。

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