DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

パーカー、チソラを返り討ち(ヘビー級)

2022年01月11日 05時03分13秒 | 世界ボクシング

先月18日、英国で行われた試合結果です。
WBOインターコンチネンタル・ヘビー級戦:
王者ジョセフ パーカー(ニュージーランド)判定3対0(115-110、115-111、114-112)挑戦者デリック チソラ(英)

*昨年5月に対戦している両雄。その時はパーカーが初回に軽いダウンを喫するも逆転に成功。僅差の判定で勝利を収めています。初戦が接戦した内容に加え好試合だったため、両者によるダイレクトリマッチが組まれました。

7ヵ月ぶりに拳を交えたパーカーとチソラ。今回はパーカーが元世界王者の実力を見せつけた形となりました。前回は後手に回ったパーカーでしたが、今回は好スタートを切ります。そして4回、この試合初のダウンを奪うと、7回、8回にもダウンを追加しライバルを追い込んでいきます。激戦の雄チソラも最後まで抵抗を見せましたが、3度のダウンを挽回するには至らず。パーカーが自他共に認める明白な判定勝利を収め、世界王座奪取へ向け大きく前進しています。

一年前よりコロナウィルスに対し、柔軟な対応が出来るようになったご時世ですが、まだまだ気の抜けない状況は続いています。そんな中でパーカーは、2021年の年間を通し3試合をこなし、全勝記録(全判定勝利)。次の試合の対戦相手候補に、14戦全勝(12KO)のフィリップ フルコビッチ(クロアチア)の名前が挙がっています。

 

2022年1月11日現在のヘビー級王者たちの顔ぶれは下記にようになります。

WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/1)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)

*主要4団体の上位に顔を覗かせているパーカーですが、ウシクはアンソニー ジョシュア(英)との再戦が、フューリーとホワイトはWBC内での王座統一戦が控えています。パーカーが再び世界戦の大舞台に立つのは、早くても2023年になるのではないでしょうか。

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