最近(2022年1月27日ごろ)のニュースです。
1)10日ほど前にゲリー ラッセル(米)が敗れ、それまで5度防衛していたWBCフェザー級王座から陥落。驚くことにラッセルは、6年10ヵ月もの長期に渡りその王座を温めていました。ラッセルが無冠になったことにより、現在の世界王者として在位期間最長選手はWBAミニマム級スーパー王者ノックアウト CP フラッシュマート(タイ)になりました。5年7ヵ月その王座を温めているタイ人はこれまでに14度の防衛に成功しています。それに続くのがIBFスーパーフライ級王者ジェルウィン アンカハス(比)の5年と4ヵ月。アンカハスはこれまでに9度の防衛に成功しています。ここまでは納得がいくのですが、その次に来るのがWBAフェザー級スーパー王者のレオ サンタ クルス(メキシコ)の5年。彼は2019年2月の試合を最後に、3年間フェザー級で試合をこなしていません。そんな選手を世界王者として認定し続けているとは。さすがWBAというか何というか...。
2)当初先週25日に予定されていたパヤン プラダブスリ(タイ)とワンヘン メナヨーシン(タイ)によるWBCミニマム級の再戦は、3月29日に延期となっています。
3)日本でもお馴染みのフェリックス アルバラード(ニカラグア)が来月19日、メキシコのリングに登場。エリック ロペス(メキシコ)を相手に保持するIBFライトフライ級王座の3度目の防衛戦を行います。
4)勅使河原 弘晶(三迫)が返上し現在空位となっているOPBF(東洋太平洋)スーパーバンタム級タイトル。その王座決定戦が4月2日、フィリピンで行われます。出場するのは前WBOアジア太平洋王者ジュンリエル ラモナル(比)と、フェザー級を主戦場にしているピート アポリナル(比)。地域戦としては中々の好カードと言っていいでしょう。
5)3月にファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ)との決着戦(第3戦)を予定していたローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)。その試合はエストラーダの体調不良のために中止となってしまいました。代わってロマゴンはWBCフライ級王者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)と対戦する事になりました。「ロマゴン対エストラーダⅢ」もいいですが、「ロマゴン対マルティネス」もかなりの好カードと言って過言ではないでしょう。
6)サニー エドワーズ(英)が3月19日、先月に続いてアラブ首長国連邦のリングに登場。モハマド ワシーム(パキスタン)を相手に保持するIBFフライ級王座の2度目の防衛戦に臨みます。