今年の元旦、米国フロリダ州で行われた試合結果です。
ヘビー級12回戦:
元WBA暫定王者ルイス オルティス(キューバ)TKO6回1分36秒 元IBF王者チャールズ マーティン(米)
*新年2022年は初日から元世界ヘビー級王者同士の好カードが組まれ、ダウン応酬の見ごたえのある試合が行われました。
サウスポー同士の対戦となった一戦。実力拮抗者同士だけに、緊迫感のある攻防が繰り広げられました。どちらかというとオルティスが主導権を握っているように見えましたが、マーティンのパンチで初回と4回にコロコロとキャンバスに転げ落ちたキューバ人。しかしどちらのダウンもダメージがあるものではなく、42歳のベテランが6回に一気に逆転。2度のダウンを奪い一気に逆転。レフィリーストップで元旦に印象に残る勝利を収める事に成功しています。
強打者相手とは言え、これまでタフで通っていた選手が2度もダウンを奪われた点はが少々気になりますが、その強打と試合巧者ぶりはまだまだ魅力的なオルティス。世界王座返り咲きに向け、今年はどのような路線を進んでいくのでしょうか?今回の試合後、IBF王座への挑戦権を賭け14戦全勝(12KO)のフィリップ フルコビッチ(クロアチア)との対戦話もあったようですが、どうやらその試合はパスしたようです。
この試合は無冠戦でしたが、2022年1月20日現在のヘビー級王者たちの顔ぶれを確認しておきましょう。
WBA(スーパー):オレクサンデル ウシク(ウクライナ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):トレーバー ブライアン(米/0)
WBC:タイソン フューリー(英/1)
WBC(暫定):ディリアン ホワイト(英/0)
IBF:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
WBO:オレクサンデル ウシク(ウクライナ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:ウラジスラフ シレンコ(ウクライナ/0)
日本:上田 龍(石神井スポーツ/0)