今週25日・火曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本スーパーバンタム級戦:
王者古橋 岳也(川崎新田)引き分け(0対1:95-95x2、94-96)挑戦者久我 勇作(ワタナベ)
*ちょうど1年前、当時王者だった久我に古橋が挑戦し、大逆転の末王座奪取に成功。今回、激戦を演じた両雄が立場を入れ替えて再戦に臨みました。
3度目の王座獲得に向け冷静に古橋を対処していった前半戦の久我。しかし終盤戦、古橋がその異常な粘りを見せ執念のボディー攻撃をまとめます。一年前のように久我が飲み込まれる事はありませんでしたが、それでも前半戦の勢いを保つことは出来ず。結局は痛み分けで古橋が何とか王座を死守。遅かれ早かれ両者による第3戦が実現する事でしょう。
ここ数年、日本国内で最も層の厚い階級とされるスーパーバンタム級。日本ランキングのみを見てみても、久我、すでに世界2階級制覇を達成し、現在はWBA王座への挑戦権も保持する亀田 和毅(3150)、世界再挑戦を目論む和氣 慎吾(FLARE山上)、昨年秋に久我と接戦を演じている田村 亮一(JB Sports)、前OPBF(東洋太平洋)バンタム級王者中嶋 一輝(大橋)、自身の怪我と成長に苦しんでいる辰吉 寿以輝(大阪帝拳)と盛りだくさん状態。
これらの選手に加え井上 拓真(大橋)がWBOアジア太平洋ベルトを保持し、IBF挑戦者決定戦に出場した勅使河原 弘晶(三迫)や、2度IBF王座を獲得した岩佐 亮佑(セレス)も虎視眈々と世界への切符を見据えています。いや~、楽しみですね、日本スーパーバンタム級戦線の行方が。
現在二人の2団体統一王者を有しているスーパーバンタム級。下記は2022年1月28日現在の、同級王者たちの顔ぶれとなります。
WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数2)
WBC:スティーブン フルトン(米/0)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/2)
WBO:スティーブン フルトン(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/0)
日本:古橋 岳也(川崎新田/2)