最近(2022年1月23日ごろ)のニュースです。
1)IBF王者として尾川 堅一(帝拳)が君臨している現在のスーパーフェザー級。尾川の対抗王者でWBCタイトル保持者オスカル バルデス(メキシコ)とWBO王者シャクール スティーブンソン(米)による王座統一戦が、4月30日に行われる公算が強いようです。
2)フェザー級からライト級までの3階級を制覇してきたホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)が来月19日、ロシアのリングに登場。WBCライト級シルバー王者ザウル アブドゥラエフ(露)に挑戦します。昨年5月にWBC王者デビン ヘイニー(米)に挑戦し、僅差の判定負けを喫して以来の実戦となるリナレス。アブドゥラエフも2019年9月にヘイニーと対戦した経験があり、ロシア人は4回TKO負けを喫しています。
3)コロナウィルスが猛威を振るう前、リナレスと対戦する話があったのが前WBCライト級暫定王者ライアン ガルシア(米)。昨年1月に暫定王座を獲得しますが、うつ病のためその王座を返上し長期休暇を取っていました。このガルシアが4月に再起戦を予定。対戦相手候補に複数の選手の名前が挙がっていますが、ガルシアはその試合を含め、今年は3試合行いたいとの意向を示しています。
4)一時はライトヘビー級の最強戦士として同級の頂点に君臨していたセルゲイ コバレフ(露)。リング内では予想外の打たれ脆さを暴露し、世界王座を取ったり取られたりの繰り返し。リング外では素行の悪さが祟り、警察のお世話になる常習犯に。このコバレフが3月に、IBFライトヘビー級1位の孟 繁龍(中国)と対戦するという話が挙がっているようです。
5)本来なら先月に指名挑戦者ポール バトラー(英)を迎え、保持するWBOバンタム級王座の防衛戦を行う予定だったジョンリエル カシメロ(比)。どうやらこの試合は4月に英国で行われる見通しです。
6)オリンピック2大会連続で金メダルを獲得するという大偉業を達成するも、プロのデビュー戦で黒星を喫するという大失態を演じてしまったロベイシー ラミレス(キューバ)。その後は持ち直し、8連勝(4KO)を記録しています。このラミレスが来月26日、英国に遠征しエリック ドノバン(アイルランド)という選手と対戦する事が決定。この試合はラミレスにとり、初の米国外での試合となります。