先週末5日、英国で行われた試合結果です。
ミドル級12回戦：
クリス ユーバンク（英）判定3対0（117-109、116-108、116-109）リーアン ウィリアムス（英）
＊昨年の師走はウィリアムスの怪我のために。そして先月（と言っても試合が行われた一週間前）は全英でコロナウィルスの影響ですべてのボクシングの興行が中止となり、2度の延期を経てようやく実現した一戦。
常連世界ランカーで、世界タイトル戦の出場の経験もあるウィリアムスを相手に、ユーバンクが圧倒的な力量差を発揮。初回、2回、そして4回と見事なタイミングでライバルをキャンバスに送る事に成功したユーバンク。最後は11回におまけのダウンを追加し試合終了。WBAの1位をはじめ、主要団体で世界ランニングの上位にその名を連ねるユーバンク。これまでに2度WBAミドル級の暫定王座を、そしてマイナー団体IBOのスーパーミドル級タイトルも2度獲得しましたが、そろそろ正規の世界のベルトを腰に巻きたい事でしょう。
ここまでワンサイドの試合となった一戦。正直ユーバンクにはKO/TKO勝利を期待していました。この辺でしょうね、実力は認められていながらも、本当の世界一になれないのは。
ユーバンクが王座獲得を目論むミドル級戦線。2022年2月10日現在の同級王者は下記のようになります。
WBA（スーパー）：村田 諒太（帝拳/防衛回数1）
WBA（レギュラー）：エリスランディ ララ（キューバ/0）
WBC：ジャモール チャーロ（米/4）
IBF：ゲナディー ゴロフキン（カザフスタン/1）
WBO：デメトリアス アンドラーデ（米/5）
OPBF（東洋太平洋）：竹迫 司登（ワールドスポーツ/0）
WBOアジア太平洋：野中 悠樹（渥美/2）
日本：空位
