今月5日、米国アリゾナ州で行われた試合結果です。
WBCスーパーフライ級戦(王座決定戦):
ジェシー フランコ(米)判定3対0(117-110x2、115-112)カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)
*本来ならこの日、クアドラスとシーサケット ソールンビサイ(タイ)の元同王座保持者同士で争われる予定だった空位のWBCフライ級王座。しかし試合直前にシーサケットが急病に罹り急遽フランコが代役としてクアドラスの相手を務める事になりました。
フランコは同級のWBAレギュラー王者ジョシュアの実弟で、本来は一階級下のフライ級を主戦場にしている選手。今回の興行には、フライ級10回戦で出場を予定していました。これまでの戦績が14戦全勝(10KO)と輝かしいものでしたが、これまでにこれと言った選手との対戦はナシ。クアドラスが難なく代役を退け、2014年5月以来となるシーサケットとの再戦に駒を進めるだろうと予想されていましたが、どうしてどうして。蓋を開けて見ると22歳の若者が3回にダウンを奪うなどして明白な判定勝利を収め、新王者の座を射止めてしまいました。
全勝のまま世界の世界の頂点に輝くと同時に、兄弟同時に同階級の世界王者となったフランコ弟。次戦では、シーサケットとの一戦となるでしょうが、その試合で真価が問われる事になるでしょう。
井岡 一翔(志成)の新たな対抗王者が誕生したスーパーフライ級。下記は2022年2月15日現在の同級王者たちとなります。
WBA(スーパー):ファン フランシスコ エストラーダ(メキシコ/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジョシュア フランコ(米/2)
WBC:ジェシー フランコ(米/0)
IBF:ジェルウィン アンカハス(比/9)
WBO:井岡 一翔(志成/4)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:空位