先週8日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライト級戦(王座決定戦):
宇津木 秀(ワタナベ)TKO9回44秒 鈴木 雅弘(角海老宝石)
*鈴木は昨年、一階級上の日本王座を獲得。その後従来のライト級に戻り、日本王座の2階級制覇を目論んでいました。共に全勝記録保持者でアマチュア歴のある選手同士の対決になりましたが、プロでの実績を考えると鈴木有利の予想が立てられていました。
接戦も予想されていたこの一番ですが、宇津木が多彩のパンチで鈴木を終始圧倒。4回、そして9回にダウンを奪いそのままTKO勝利。自身節目の10戦目で日本の頂点に立つことに成功しています。
アジア2冠王の吉野 修一郎(三迫)を筆頭に、世界レベルでの確かな実績がある中谷 正義(帝拳)。元WBOスーパーフェザー級王者伊藤 雅雪(横浜光)、鈴木の先輩である三代 大訓(ワタナベ)と日本国内にも実力者が揃っているライト級戦線に、面白い存在が加わる事になりました。今後の同級の動きに注目です。
2022年2月13日時点でのライト級王者たちの顔ぶれは次のようになります。
WBA(スーパー):ジョージ カンボソス(豪/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/2)
WBC:デビン ヘイニー(米/4)
IBF:ジョージ カンボソス(豪/0)
WBO:ジョージ カンボソス(豪/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/1)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/1)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/0)